「正義」なんてその程度

■警官一家７人心中、祖父は校長を辞職した　戦争の罪深さ
(朝日新聞デジタル - 08月12日 08:04)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5241472

正義や道徳観なんて絶対的なものではなく、戦争に負けたくらいの事で簡単にひっくり返るって事なんだよ。
こうやって、戦前の人たちはそれを身をもって経験したんだもの。

負けた国は、その社会原理を否定され、今まで白だったものが黒になり、黒だったものが白になる。
戦時中は「出てこい！ミニッツ！マッカーサー！」なんて言ってたのが、敗戦を境にガラリと変わり「マッカーサーさま様」になったワケだろ？

当時の学校の先生は今までと正反対の事を子供に教えなきゃならないから、真面目でいい先生ほど悩んだだろうね。

いい加減で人の尻馬にのる様な調子のいい連中は、ちゃっかり方向転換して、昨日までバリバリの軍国主義だったのが、今度は占領軍の手先になってデカい顔した人間だけがうまく生き残っただけなんだろうね。

そんな連中が幅をきかせるなんて腹の立つ話だけど、考えようによっては、そんな奴は生物として考えれば、環境適応能力が優れている種ともいえるけどさ。

戦争の勝ち負けと「正義」は別問題だけど、現実には戦争に勝った方の正義がまかり通り、負けた方の正義が全否定されるんだ。
一家心中してしまった巡査一家には気の毒だけど、「正義」なんてその程度でしか無いって事なんだ。