俳優の津川雅彦さんが死去
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津川雅彦が「8月4日に心不全で亡くなっていたことが分かりました」ですか。5月、45年間結婚生活を続けていた妻の朝丘雪路が亡くなったことが公表された際、あまりにも痩せ細って酸素吸入器を着けた姿で「感謝してます、すべてにね」と語っていたのを見ていて、4年ほどアルツハイマー型認知症のため療養していた妻の世話などでかなり体力と精神力を費やしていたのかと感じましたね。
祖父が映画監督の牧野(マキノ)省三、父が俳優の沢村国太郎、母が女優のマキノ智子、そして俳優の長門裕之を兄に持つという芸能一家に生まれ、子役を経て石原裕次郎主演の映画「狂った果実」(昭和31年)にその弟役で出演(原作者でその兄である石原慎太郎に見出だされた)して人気俳優となり、昭和48年に朝丘雪路と結婚、長女の真由子を授かりましたが、その真由子が一歳に満たない乳児期に誘拐される事件に遭遇(犯人は早期に逮捕され真由子は41時間ぶりに犯人の自宅で発見されて無事保護される)する経験もし、一部のマスメディアに揶揄されることもあってマスメディアに距離を置くスタンスに立ったとも言われますね。
近年は、「マルサの女」「ミンボーの女」などの伊丹十三監督作品の常連として活躍し、「マノン」(昭和56年、ブルーリボン賞助演男優賞受賞)や「プライド 運命の瞬間」(平成10年)など話題作への出演も多い人でしたが、俳優業の傍らで玩具販売店の「グランパパ」を設立、一時は破産寸前に陥りながら再建を果たし、また、折々のコメントの分かりやすさも印象的で保守的なスタンスでの政治的な主張を示したことでも知られており、「みんなで靖国神社に参拝する国民の会」や「首相の靖国神社参拝を求める国民の会」などに関わり、(旧)民主党や日本教職員組合、左派・リベラル派の象徴的存在の一人である大江健三郎などを批判するコメントをblogに残したこともあり、北朝鮮による拉致問題解決への啓蒙活動、さらには「たかじんのそこまで言って委員会」のレギュラーパネリストとしても活躍していましたね。これらも、真由子の誘拐事件が背景にあり、「そこまで言って委員会」でもパネリスト仲間の中でその話題が出たことがあったとか。
兄同様、認知症に苦しんだ妻を看とり、それを追うかの如く、妻に呼ばれたかの如く、亡くなったのだと感じます。それが、言わば「夫婦の強い絆」だったのかな、と思います。
享年78。ご冥福をお祈り致します。合掌。
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