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2018年08月05日21:47

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魔弾の射手とトスカ

猛暑の中、7月下旬ほぼ1週間の間に魔弾の射手を西宮芸文で2回(7/20&27)、トスカをびわ湖ホール(7/21)で観ました。
魔弾の射手は曲の価値の割には上演回数が少ない気がします。やはりドイツの国民オペラのイメージなのでしょうか?10数年前三宮でバーデンバーデン何やらのマイナーな引っ越し公演(オケの人数も少なかった)を観て以来だけど、序曲からエンディングまでこれはウェーバーの一世一代の傑作だと再認識。オケもさることながら、合唱が素晴らしい。イタリアオペラはアリアが華なのでしょうけども、合唱の感動はドイツ音楽の特徴のような気がします。狩人の合唱はあまりに有名だけど、女性のみの花環の歌も初めてこのオペラを観た時最も印象に残りましたが、フィガロの結婚の伯爵夫人に女性たちが花を捧げるときの歌に劣らず、魅力的ですね。最後の場面もマイスタージンガーと並びドイツ精神ここにありという感じで、ドイツ・オーストリア好きの私としては、チケットのリーズナブルさも相まって大満足の2夜でした。それから演出も秀逸だったと思います。
 トスカは新国の引っ越し公演でしょうか。オケも東フィルだったし。まあなんといっても国立ですから、レベルは高かったと思いましたが、聴きながらこの先プッチーニは聴くことはなくても、後悔しないなと思いながら聴いてました。好みの問題でしょうが、どうもプッチーニには大衆演劇的な安っぽさを感じてしまいます。観客動員に秀でた音楽プロデューサーの作品というか・・・・会場の盛り上がりぶりを見てこれもオペラの楽しさなんだろうなと思いつつ会場を後にしました。


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