ケミストリィ

■最低賃金　首都圏は１千円目前？　中小企業は悲鳴
(朝日新聞デジタル - 07月27日 15:13)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5218812

てーか、この、「厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会」の連中の中に、「最低賃金で働いた経験持つ者は、誰も居ない」よ。生活保護削減を抜かす、自民党の議員の中に「生活保護法で定める、自治体の算出した最低生活費で、暮らしたやつは皆無」同様だがな。

あ、中小企業が悲鳴？そりゃー業態にも拠るよ。私事だが、俺、中堅規模の販社のフルコミ営業で、先々月手取り200万近く稼いだけど、誰も「貰い過ぎ」なんて抜かさねーので。

悲鳴が挙がるのは、「大企業に隷属されてる、中小零細が大半」だ。

中国やインドとかと、「人件費の競争強いられたら、嫌でもそー為る」ぜ。てか、何で、「第三世界の労働者と、人件費競い合う必要が有るのか？」だよな。

いっそ、経済成長辞めちまうのはどーだい？人口なんざ、少子高齢化でどんどん減ってる。「前年比○○％UP」なんて喚いても、儲かるのは、「過去も現在も働いた経験すらねえ、大半は安倍や麻生みてえな、世襲の富裕層」さ。

時給1000円？欧州の大半の国は、「時給1500円以上を実現してる」ね。格差社会の極北の米国ですら、数値目標を、時給1500円以上に置いて居る。

少し前迄、「軍隊の7割を民営化して、兵站や拷問迄、派遣会社にアウトソーシングした挙句に、国内の刑務所を民営化し、囚人をコールセンターや工場で、最低賃金以下で酷使し、それを金融商品化した果てに、今じゃ、中国を越えちまった、世界最大の囚人数を抱える国」でもだが。

本当に、「輸出や、国際競争とか、リタイアしても良い時期」だよ。

それこそ、「鎖国しちまえ」さ。

現実に、電化製品でもクルマでも、価格競争遣ったら、新興国に勝てねーもん。そもそも人件費が違う。

この「喪われた20年」とかは、それで誕生したんだ。「人件費の安い他国と勝負しねーと、国際競争に勝てない」って、馬鹿げた理屈から、「製造業への派遣就労の、全面解禁」ってな、「国内に奴隷をこさえる政策」が、小泉・竹中の「改革」から、急速に広がった。

あ、今、その音頭取った竹中は、そのご褒美に人材派遣大手パソナの会長で、億の年俸だそーな。こんな醜悪な経済学者は、「人類史でも希」かもね。

もー一度、トランプが大統領に為った経緯を、我等は再認識すべきだよ。

彼が仕掛けた貿易戦争は、「一種の鎖国政策」だが、「自国の雇用を守るって見地からは、実に正当性が有る」のでなあ。

てか、どなたも、「他国と人件費の安さを競争するとか、馬鹿みてーだ」と、思いませんか。

振り返れば、国内企業の9割を占める中小企業は、「生産活動を、国内のみで行ってる」のだよ。しかもその大半は、俺みてーな「対人サービス業」でなあ。

植民地の宗主国見習って、鎖国も悪かねーよ。

そしたら、どっかの貧困国と人件費の安さを競うなんて、しねーで済む。消費税だって廃止可能だ。国内で徴収された消費税の4割が、ソニーやトヨタとかの、輸出製造業の還付金に化けるイカサマも、も、必要ねー為るから。

個人的には、「時給1500円」くれーが、最低賃金としては妥当と考えてるし、その為の納税も惜しくねーのでな。

恐らく、「安さへの競争なんざ、どなたもうんざり」じゃねーか？俺達の大半は、ブタみてーに強欲な投資家ではねえし、「躓いた誰かの再起を、手弁当で手伝う言葉を持ってる」のだからよ。

成長を前提とする資本主義も、新自由主義経済やグローバリズにトリクル・ダウン理論だのの造語で誤魔化してても、最早、限界だ。

「無意味な各階層ごとの競争は、もーすぐ終わる」よ。次からは「分かち合う時代」だ。

取り敢えず、絶望しねーで、もう少し生きてみませんか？俺もそいつを信じて、どーにか日々に縋って生きてるのだからさ。