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2018年07月24日00:07

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カントにまみれた20年

大学時代からカントを読みはじめて、大学院、社会人になっても読書会をやっていた。
数年前、和歌山にUターンしてカントとは縁が切れてしまうかと思った。
しかし、今、ありがたいことに2周間に1回のペースで有志と「道徳形而上学の基礎づけ」を読んでいる。
解説を書き続けたが、ついに半分くらいまで読んだ。

そして月一、スカイプで院生と「判断力批判」を読んでいる。

カントにまみれた20年だ。
そして今でもカントは新鮮だ。
そうしてやっと今カントの言いたいことが分かるような気がして読んでいる。
他にも好きな哲学者はいるが、「認識論」「道徳」「美学」すべてにおいてカントは一頭抜きん出ていると思う。

若い頃は、「純粋理性批判」のような認識論/存在論が好きだった。
しかし今は道徳や美学が一番ぴったりくる。

そしてカントを読むことは一人で出来ても、今のように読書会ができるのは、偶然という他ない。
友がいてこそだ。僕は幸せだ。

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