mixiユーザー(id:7130895)

2018年07月22日12:40

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さて、どちらなのやら。

 昨年、天下り問題やら貧困調査やらで有名になった某もと官僚さんが「座右の銘は面従腹背」とおっしゃって話題になったものですが、最近そのへんを突っつく機会がありまして。

 実際問題として、日本では政権が変わったからといって官僚機構を入れ替えたりしないのですから、官僚さん本人の思想信条に限らず指示された仕事はちゃんとこなさにゃならんわけです。その意味では字義通りの「面従腹背」は官僚の思考としては当然のことではあるわけですが・・・

 この件について以前聞いた話では「そもそもかの人は”面従”してねぇじゃん」で一刀両断されたのですけどもね。つまり、上司や政治家について不満や反対意見があってもきっちり仕事をこなすのが「官僚的面従腹背」であると。でもこれって民間でも言えんこともないよなー、難しい。

 ホントはアメリカのように、政権政党が変わった時に官僚の上層部を総入れ替えできるようになればいいのでしょうけど、そのためにはクビにしたそれらの人を待機させておけるシステムが必要になるので、例えばそのもと官僚さんは秘密の天下り組織なんぞやってる暇があれば反自民系の官僚を集めて野党に政策提言できるシンクタンクでも作るべきだったのだ、って話になるのでしょうかね(※1)。

※1 それとも雇用の流動性に関する議論をするべきなのか。

 ともあれ、この言葉自体には実際の行動に関する概念は含まれてないわけで、面従腹背してる人が仕事そのものは誠実に行うべきなのか、それとも仕事そのものをサボタージュしても面従腹背といえちゃうのか、実は考えてもよくわからないところなのでありますな。個人的には(給料もらってるのだから)前者であってほしいところなのですが。
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