mixiユーザー(id:12923117)

2018年07月21日09:48

211 view

『ルイ14世の死』感想

〜ヌーベルバーグを代表する名優ジャン=ピエール・レオ扮するルイ14世が、病床に伏して亡くなるまでの数週間だけに焦点をあてた異色の歴史ドラマ。1715年8月、77歳の誕生日を目前にしたルイ14世の体は、心不整脈から左脚の壊疽(えそ)が始まろうとしていた。8月9日にその苦しみが始まったルイ14世が9月1日に亡くなってるまでの様子と、医師や側近、貴族たちの姿を、ドラマチックな要素を排して淡々と描いていく〜 <映画.comさんより>

日本版ポスター
フォト

英語版ポスター
                フォト

この映画を一言で表すと・・・
「これは一体!?」

これはこの作品の予告の最後に出てくるコピー文句なんですが、まさに、そんな感じの作品なんですバッド(下向き矢印)
http://www.moviola.jp/louis14/index.html

当初はスルー予定でした。フランス王の亡くなるまでの過程を描いた映画って・・・と。
巷の感想では、ずっと薄暗く、王はほとんど横になっているという。
どう考えても、ちょっとヤバそう。絶対こちらも横になりそう(笑)
だが、だが、ジャン=ピエール・レオである。
『ライオンは今夜死ぬ』は遠出には至らずスルーしてしまったけど、今作はそこそこ近くまで来てくれている。これは観るしかない!と。

で、観て損はありませんでした。悪くなかったです。
冒頭以外は、ほぼ室内、王の寝室で、やはり薄暗く、動きがほとんどありません。
病状が重くなるにつれて、どんどん雰囲気も暗く重くなってゆくのですが、そのところどころになんとも滑稽な場面が挿入されています。
例えば、どんどん食欲を失せていく王が、なんとかビスケットを口にすると・・・医師や側近、まわりにいた貴族たちがそろって「ブラボー!」と拍手拍手 なんやねん、それ。

不思議かつ興味深い治療の数々。
結局は早い段階である処置をしておけば、おそらく死に至ることはなかった。
そして、王は逝く。そこからの展開のいきなり速いこと!
あれだけ病床の王を丁寧に敬い見守ってきたのに、亡くなるやいなやのアレには、ビックリ。
「これは一体!?」

ジャン=ピエール・レオはさすがの演技です。存在感です。
暗闇で、あの静寂で、全く動けないのに、こちらの目を釘付けにしてしまうのはやっぱりスゴイ。

ただ、まあ、万人受けはないかな。私、正直、やや途中眠くなりましたマル秘禁止
でも、とりあえず、観て損はしなかったよの3つ☆

7 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年07月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る