7月14日
目が開く。
小屋の中ではあっちこっちでヘッデンが動き回っている。
窓の外は明るい。晴れている!
4時に電灯がつく。
外に出ると朝焼けが始まっていた。
空の色が変わっていく様を飽かずに眺めていた。
残念ながら雲が多くご来光は見られなかったが充分満足だ。
中央アルプスの奥に白山、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスが連なる。
南には聖岳、北には荒川三山から続く南アルプスの山々のシルエットが浮かぶ。
小屋に戻り、簡単な朝食にする。
ストーブにかかっているヤカンのお湯が使えるのでありがたい。
さあ、名残惜しいが下りなくては!
椹島からのバスは2時が最終だ。
できればその前の1時のバスに乗りたい。
榎田さん、ちえ子さんと記念写真を撮る。
手で山の形。
あれっ?私だけちょっと違う。
これは決まった!!!
ちえ子さんが二人の写真を撮りましょうと言ってくれる。
榎田さんともツーショット!!
私が小柄に見えますね。(笑)
もう一度赤石岳に登り、周りを見渡す。
さあ、出発!
小赤石岳との分岐からは一気に下る。
途中から消防の人たちが下りてきた。
しばらくは岩場が続くので先を歩く。
今なら落ちても安心!
難所を過ぎた所で追い越してもらう。
富士見平で、小屋で一緒になったご夫婦と一緒になる。
写真を撮り合う。
2000m登るということは2000m下るということなのだ。
登りが好きな私はそんなに急登とは思わなかったが、下るとけっこう急だ。
連休初日、次々と登ってくる。
皆暑い中きつそうだ。
「1番のバス4台分に乗れなかったんで、次のバスになったんです。椹島に着いたのは9時半でした。」
その時間から登るのはきついだろう。
さらに11時過ぎから登り出したような人たちにも会う。
熱中症にならなければいいが。
椹島に泊まって早朝から登り始めて正解だった。
椹島で赤石ダムカレーを食べる。
新メニューだそうだ。
大きな鶏の唐揚げは赤石を表しているとか。
一日で2000mを登る。
頑張れたのはこのバッジが欲しかったからかな?
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