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2018年07月09日20:40

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【7/3未明】火星の拡大撮影

 今回は直前の日記の続きになります。3日未明は好天に恵まれて1ヶ月ぶりに土星の拡大撮影をしました。そして、土星の撮影が一段落した後は火星に望遠鏡を向けました。

火星
フォト

2018年7月3日02時01分、1/30秒露光× 282コマ、トミーテックBORG 100ED(PL32mm+ボーグエクステンダー使用)、オリンパスC-750UZ (ISO100, JPEG)、GPガイドパック赤道儀、東京都足立区にて
※写真は望遠鏡の眼視での見え方に合わせて南を上にしてあります。

 6月上旬に発生した大規模なダストストーム(砂嵐)により、6月中旬以降は火星全体が舞い上がった砂埃に覆われてしまいました。地表の様子がほとんどわからない状態になり、今月に入ってもそれが継続していました。眼視では完全にのっぺらぼうな状態で表面の様子は全くわからず、写真でキンメリア人の海と呼ばれる暗色模様が右側にうっすらと写っている状態でした。
 南極冠もダストに覆われていますが、1日と比べるとはっきりと写っています。また、火星の北側(下側)の縁の極雲(北極フード)がより白く鮮明に捉えられました。

 視直径は20秒角を超えて、小口径でも表面の暗い模様が見やすい条件になってきた…はずでしたが、大規模な砂嵐のために眼視ではのっぺりしたオレンジ色の球体にしか見えない状況が続いています。写真でもかろうじて写る明暗の位置や形が普段と全く違うため、シミュレーション画像と照らし合わせないとどこを写しているのかが把握しにくい状態になっています。
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