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2018年07月06日17:22

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日本は案外広い。

紅ショウガの天ぷらを初めて食べたのは、千葉の職場で取っていた仕出し弁当でした。
弁当のメインのおかずに紅ショウガというのも衝撃でしたが、それが天ぷらになっているという、当時の私には謎料理でした。
そこの仕出し弁当は、週単位でメニューをくれるのですが、以来、月末週になると、定番メニューになってしまいました・・・。

大阪のお惣菜では定番の様ですが、東京近郊では、見かけません。
少なくとも、私が行く喫煙可の居酒屋では、メニューでも見かけたことはありませんね。
ひょっとしたら、全席禁煙の居酒屋では取り扱っているのかも知れませんけど。
紅ショウガの天ぷらとは、多くの人が知らない未知のお惣菜なのかも知れません。

で、質問の内容は、

>>紅しょうがの天ぷら、食べる?食べない?

という事だったのでしょうか?

食べた事がある、ない でもなく

食べている、食べていない でもなく

知ってる、知らない でもなく

その食べ物が、あたかも極普通に食卓乗る食べ物が如く

食べる?食べない?

という質問だったわけですね?
ざっと見る限り、紅ショウガの天ぷらでググると出て来るのは大阪のお店だけでした。
その一点をとっても、大阪ローカルのお惣菜だという事が見て取れるわけですが、何故、

食べる?食べない?

という質問だったのでしょうか。
この辺りにネット社会の問題点があるような気がします。
色んな情報が、無料で手軽に手に入る情報ツールですが、それ故に、知識が深くなるのですが、自分の興味のある話題にダイレクトに行けてしまうため、知識の幅が異常に狭くなってしまっています。
ただ、深く知ることが出来てしまうため、自分の知識量を勘違いしてしまっている人達がいます。
この方々も恐らくは、そういう類の人達なのではないのでしょうか。

紅ショウガの天ぷらが大阪ローカルのお惣菜である事を知らなかった。

こういう事なのでは?
ですから、他の地方の方々が知っている事を前提に、好きか嫌いか?という意味合いで、食べる?食べない?という質問をしてしまったのではないのでしょうか。

無回答或いは、食べないと答えたエリアの方々は、紅ショウガの天ぷらを見たことが無く、想像すらつかないので、食べない或いは、無回答だったように思われます。
逆に、東京で食べる率が高かったのは、単に好奇心から、そんなのがあれば食べてみたいという話のような気がします。

これに類する話は枚挙に遑がありません。
通勤電車の話、子供の声の話等、人口密度が違えば、受ける印象が全く異なる話を 一律の如く話をしてしまいます。
東京都内の通勤ラッシュの話は全国区の話ではなく、あくまで東京ローカル或いは、一部都市に限定された共通の話であって、それ以外の地域では適用されない話だったりします。
それにも関わらず、何処の話と言う話が横に置かれたまま議論が進んでしまいます。
話がかみ合うはずがありませんよね。

紅ショウガの天ぷらの話であれば、話がかみ合おうが合うまいが大勢に影響はありませんが、生活に密着した話題の場合、大きな問題となる可能性があります。
沖縄の人と北海道の人が、お互いの住んでいる地域を知らずにネットで情報交換をした場合、双方が頭の具合が残念な方だった場合、自分達の常識がおかしいのでは?と思ってしまう可能性があります。

そんな馬鹿なwwww

と思うでしょ?
所が、そんな話が極々普通に交わされているんですよ。

一例が、居酒屋のファミリー利用

東京や都市部と異なり、徒歩圏内に飲食店の少ないエリアの場合、居酒屋のファミリー利用ってそれほど違和感のある話ではないんですよね。
都内に限った話でも構いませんが、10年程前までは、酒を出すことを前提とした店に、子供が居る事は極めて稀だったのですが、ここ数年、それほど珍しい光景でもなくなりました。
特に、住宅地に程近い店は、その傾向が顕著なのではありませんか?
その理由は、恐らくネット上での情報交換或いは、その交換されている情報を見た人達が、

居酒屋って家族で行って良いんだ。

と思い行動に移したからではないのでしょうか。
その情報交換の際、東京ではこうですよ、鳥取ではこうですよと地域性を明確にして話をしていけば、場所によって文化が違うねという話にもなり、何故、そこではそうしているのか?と知識を広げる事も出来るのですが、

え〜うちじゃぁ、家族で居酒屋行くよ?安いし美味しいし♪

へ〜、お酒出す店に子供を連れて行くの抵抗があったけど、それって普通の事なんだね♪

という情報交換がなされた挙句、居酒屋をファミリーユースして何が悪いの?ちゃんとお金払ってるし!!!!
と、正論を振りかざす都内在住の輩が増殖しているように思えます。
昨今、違和感を覚える言動をされる方が、公共の場で増えていませんか?
地域性を無視した情報交換が、地域性を無視した言動に繋がっているのではないのでしょうか。

世界から見れば、日本は小さい国土の国です。
ただ、個人から見れば、非常に広い地域性が豊かな国でもあります。
時間と距離を詰める事が可能なインターネットではありますが、地域性が無くなるわけではありません。
その辺りを意識して、情報と接していかないと思わぬ落とし穴に落ちてしまう事にもなりかねませんよね。



■紅しょうがの天ぷら、食べる?食べない? 地域に東西差はあるのか
(Jタウンネット - 07月06日 06:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=5187519

あなたは「紅しょうがの天ぷら」を食べるだろうか。大阪ではデパートやスーパーのお総菜売り場や居酒屋メニューなどでよく見かけ、普段から親しまれている。しかし、関東出身者からは、知らなかったという声もある。

そこでJタウン研究所では、「紅しょうがの天ぷら、食べる?食べない?」という質問で2018年2月5日から7月2日まで読者アンケートを行った(総得票数916)。果たして地域差はあるのだろうか――。

「食べる」人の方が多い結果に
全国的にみると、食べる人が56.3%と食べない人の43.7%を上回る結果となった。

「食べる」と回答した人の率を、各県ごとに0〜40%、41〜60%、61〜80%、81〜100%の4段階に分け、比較を試みた。その結果を色分けすると、このような日本地図になる。


地図で確認すると、やはり関西・中国地方は深緑(80%以上)が多く、「食べる率」が高いようだ。大阪で「食べる」と回答した人の率は91.9%と全国的に見て高い割合だ。次いで京都(88.2%)、和歌山(85.7%)も高い。

紅しょうがの天ぷらは元々、関西の「もったいない精神」が生み出した食文化だという。

シソをつける際に残った梅酢を捨てるのがもったいないとのことで、しょうがを漬けて保存食にしていたことから、それを揚げて天ぷらに活用したのがルーツだという。関西が発祥の地ならば、この結果も納得と言えるか。

一方で石川(22.4%)、富山(16.7%)、福井(40%)の北陸3県や九州地方、北海道では、「食べる」回答率が低い傾向であった。

様々な食文化が混在する東京の結果を見てみよう。

東京では食べる(67.1%)、食べない(32.9%)という結果になり、関西出身者も多いと思われる割に、予想以上に「食べない」と回答した人の割合が多い印象を受けた。

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