ハンドルが戻らない原因

ハンドルが重くて戻らないためにタイヤを夏タイヤに変えてみたけれど、あまり変わらなかった。

何かステアリングの近くで抵抗になっているものがあるような気がしたので、車体の下にもぐってステアリングのギアボックスの上の辺りに付いているグリスニップルに給油し、ユニバーサルジョイントにクレ５５６を吹き付けた。

するとユニバーサルジョイントの隙間から赤い錆が混じったクレ５５６が流れ出してきた。
幾ら吹き付けても赤さびが混じっている。

いい加減にあきらめて運転をしてみたらハンドルの軽い事。
回さなくとも自然に戻る。

どうも原因はユニバーサルジョイントの摺動部が錆びて固着していた所為らしい。
雨の日に正常になったのは、奇しくも跳ね上げた水が隙間に入って潤滑剤になっていたのだと思う。

水が残っている間は軽く動くが、乾燥すると元に戻って重たくなってしまっていたのではないか。

という訳で毎日潤滑剤を吹き付けて錆を流し出しているのだが、やはりガタが発生していた。

今の所大したガタではないが、今年の車検時に交換した方が良いかもしれない。
調べたらユニバーサルジョイントの焼き付きって結構あるみたいで、酷いのになると割れてしまう事も。

整備屋でも別の部分を疑って、最後にユニバーサルジョイントにたどり着くことが多いようだ。

夏タイヤの２７０００円はともかく、パワステのラックアンドピニオン１２００００円は無駄な出費だった。