ここ数か月、とある先からの原稿依頼により、
これまでほとんど読んだことがなかった、
ハナ・アレントの『人間の条件』を
精読する機会を得ました。
読んでいて、鳥肌が立ちました。
これほど、マルクスの物象化論や
物神性論を、見事に解読し、
それを自分の言葉で表現できる人が
やはり、いるんだなあと。
まあ、ドイツ出身のユダヤ人だけに
当たり前といえばそれまでですが、
このマルクスの読解は、
日本の講壇マルキストたちにとっては
高級すぎて、理解できないのではないだろうか?
でも、正直、嬉しかったです。
読みながら、これほど、マルクスの読み方で
共感できた人は今までいませんでした。
『人間の条件』は、
マルクスの『資本論』の商品論の読解に
真摯に興味がある方には、ぜひぜひ、
お勧めです。
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