栄監督解任の雑感

至学館大・谷岡学長　栄監督解任　パワハラ反省見られず、大会中友人と昼食で決断
https://www.daily.co.jp/general/2018/06/17/0011362345.shtml
>大会２日目の昼に栄監督の居場所を関係者に聞いたところ、友人と昼食に出かけており
>「これは駄目だなと。陣頭指揮をとる人のやることではない」

千原せいじ、栄監督とランチ　「全然思ってた人とちゃう！」
https://www.j-cast.com/2018/06/17331537.html
>会見後、栄氏は至学館大の試合を谷岡郁子学長（64）と並んで観戦していたのだが、もう片側にはなぜか千原せいじ
>レスリング協会と付き合いが深い友人とランチを食べる予定があり、その食事の席で初めて栄氏と同席

栄監督が大会２日目に友人とランチしたのを　「選手ファーストではない」と批判しているのだけれども、それを言ったら大会初日にも　レスリング関係者や芸能人とランチしているし、その時は学長も特に咎めるでもなく、みんなで並んでニッコニコで観戦している。一貫性という点で、どうなんだろうかと。

騒動の当初、「（栄監督には）パワーが無いのだから、パワハラは出来ない」と主張していた谷岡学長。今回の処分で、本当のパワーとは何であるかを見せつけられた感はある。…まぁ朝改暮変によって、学長の威信が傷ついたという見方もできるけれど。

そもそも、なぜ監督（というか至学館）は炎上必至の　拙劣な謝罪会見を開いてしまったのか。「日大の騒ぎが長かったので　ウチの方はほとぼり冷めただろう」とか、「日大の対応があんな感じだったのだから　ウチだってこの程度でいいだろう」とか、日大タックル騒動の影響があったような気がしてならない。日大タックル騒動の社会的影響の大きさ。

至学館大・吉田沙保里副学長、栄監督解任に「レスリング部を守るには仕方がない判断」
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20180617-OHT1T50215.html
副学長という立場では、これ以外の発言はできないだろうと。後任監督には吉田の名前も上がっているけれど、指導者としては未知数。至学館女子レスリングの隆盛は、その人格には賛否はあるものの、栄監督の個性と実績によるものだったのは明らか。「レスリング部を守るため」と栄監督を切ったけれど、栄監督なしでレスリング部が保つかどうかは分からない。