3日は晴天に恵まれて、未明から明け方にかけての3惑星(木星・土星・火星)を安定したシーイングの下で撮影できました。翌日の4日も昼間から安定した晴天だったので、夜に大赤斑狙いで木星に望遠鏡を向けました。
木星
2018年6月4日21時15分、1/15秒露光× 165コマ、トミーテックBORG 100ED(PL32mm+ボーグエクステンダー使用)、オリンパスC-750UZ (ISO200, JPEG)、GPガイドパック赤道儀、東京都足立区にて
※写真は望遠鏡の眼視での見え方に合わせて南を上にしてあります
蓋を開けてみると、木星像は視直径の1/10ほどのスケールでぶよぶよと伸び縮みしていて、シーイングは期待外れでした。一応は撮影して処理をしてみましたが、やはり解像度は4/22や5/16撮影のものには遠く及ばない結果でした。それでも大赤斑は赤々と写っていて、今シーズンの赤みの強さが実感できます。
関東地方は梅雨入りして曇や雨の日が多くなっています。天体写真撮影には適していない季節ですが、機材の手入れや過去の写真の再処理などに取り組みつつ、梅雨の中休みの晴れ間が訪れたらまた望遠鏡を向けてみようと思います。
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