レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。
今回クリアしたのはファミコンソフト「仮面ライダー倶楽部」です。
副題は「激突ショッカーランド」です。カセットには書かれてませんが。
バンダイから発売されたアクションゲームですね。
ファミコン世代はほぼ知っているであろうソフトで、だいたい評価は「クソゲー」か「マゾゲー」か、それに近いものだと思います。
クリアしたと書きましたが、残念ながら僕はレトロフリークで遊びました。
なので、厳密にはクリアとは呼べないかもしれませんね。
実機でクリアするのはさすがに苦行というか・・・
僕の正直な感想としては、ゲームデザインはけっこう秀逸だと思います。
SDキャラということで、仮面ライダーのカッコよさや敵を倒す爽快感は皆無ですが、ちゃんとSDライダーとしての可愛らしさとか、ほのぼのした雰囲気は味わえます。
壁を殴ると体が痺れて涙目になる姿とか、頭をぶつけるとギャグ調に頭が潰れるとか、空中をバタバタ手足を動かして汗を散らしながら移動するとか、けっこう好きです。
戦闘のアイディアも好きですね。
ボタン連打で威力を決めて、体当たりで互いに壁まで突き飛ばしあう。
ポコッというSEと擬音文字が出てくるのは可愛いですね。
やはり本作がクソゲーたるゆえんは、セーブもパスワードもコンテニューもなし、これに尽きると思うんですよねー。
休日を使って丸一日プレイ(10時間くらい?)しましたがクリアできず、翌日も使って何とかクリア。
もちろん、風車もルーレット操作もしました。
(ルーレットは、当たれば所持金2倍になる賭けですが、2コンマイクを使うことでメモリを動かせる。つまり確実に当てることができる)
それなのにこの時間。
実機ならば2〜3日、電源をつけっぱなしで遊ぶ羽目になるわけで。
コンテニューもないんですが、強い怪人に出会って逃げられず虐殺される危険もけっこうな確率で存在するので、運が悪ければ数時間の努力が消し飛びます。
このあたりがちょっと納得できない部分かもしれませんね。
あと、ゲームデザインは好きだと書きましたが、それは僕のようにレベリングが苦でないプレイヤーなら、という話です。
このゲームの「金貯め」そして「レベル上げ」はかなり作業感覚が強いので、その地味な作業が嫌いな人は、容赦なく本作をクソゲーだとこき下ろすと思います。
まあそんなわけで、とりあえずエンディングまでたどり着くことができました。
子供の頃の心残りを一つ解消できて、僕はスッキリしました。
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