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2018年06月02日20:23

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無言歌は続く

 朝から良い天気で ほぼ一年ぶりに梅干しの殺菌消毒 と云ってもお日様の下 陽に当てるだけ スイカを守るためにネットを張る のち柿の摘果に枝下ろし 11時には家に戻って昼を作る 素朴にあごだしラーメン 先にスープを作ってから麺を茹でる 四、五分茹でて水で締めて盛り付け スープの温度が一気に冷めるのですぐに食べることができる我が家のラーメン 熱々は冬以外は食べない しかし冷やし中華は嫌いな私である

 今宵の音楽は Disc3-4 『マクベス』全曲
 レナード・ウォーレン(マクベス)
 レオニー・リザネク(マクベス夫人)
 ジェローム・ハインズ(バンクォー)
 カルロ・ベルゴンツィ(マクダフ)
 メトロポリタン場管弦楽団&合唱団
 エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
 録音:1959年2月(ステレオ/RCA) 「マクベス」は シェイクスピアの4大悲劇の1つとして有名な戯曲である 森で出会った魔女たちに自らの運命を予言され その予言をたどり王位を得るための殺人 やがて予言に裏切られての破滅といった物語が ヴェルディによってオペラ化された マクベスは実在する人物で スコットランド王のダンカン王を殺し 自らが王座に就いた シェイクスピアが話を面白くしたおかげでヴェルディがオペラ化

 午後も柿ばたけでおんなじ作業 先が見えて来た 今日は歩いている人が多かった 公園でなんかあったのかな 

 永井荷風の随筆を読んでいたら 蒲焼きにするドジョウは埼玉県下より出です  地黒といって 親指ほどの大きさのものを最上とする 季節は五、六月から八九月まで と書き残している 随筆といふよりほぼ日記 四月の記載 昔は どぜう と書いたが 読める人は減ったろうな そういえばどぜう鍋は久しく食べていない 最近はどぜうは養殖で 田んぼにはいなさそうだ 我が幼少期にはよくいたな 田んぼのちょっとしたため池みたいなところや用水路にはたくさんいてよくどぜう釣りをしたものだ クチボソにエビにザリガニ 時折真鮒も釣れた 一仕事終わったら釣りでもするか 水槽があるので 真鮒かヘラブナの小さいのを釣って水槽に入れて涼を楽しみたいものだ

 本を読んでいたら 旧約聖書のところで 「コーヘレト書」と云ふのがあって 初めて聞く名前だ 旧約聖書にそんなのあったかしら と調べてみると 伝道の書 のことであった 美しい文章をあげておこう

 萬の物は労苦す 人これを言い尽くすこと能わず 目に見るに飽くことなく 耳は聞くに充つることなし 曩に有りし物はまた後にあるべし 曩に成りし事はまた後に成るべし 日の下には新しきものあらざるなり

 これを現代文にしていて

 いっさいの事柄は物憂く 誰も語り尽くせはしない 目は見て 飽きたりることなく 耳は聞いて 満たされることはない かつて起こった事は いずれまた起こり かつてなされた事は いずれまたなされる 日の下に 新しいことは何一つ存在しない

 わかりやすいが つまらん文章だ 人は身だしなみに気をつける 女性はなおさらで 人前ではいい加減な格好はしないと思う 男性も概ねそうだが それに照らしてみれば 文語体は 身だしなみを斉へた文章で 後半の文章が普段着である 人を意識しなくても身だしなみを整えるのは自然だと思う 英語だとこんな文章も美しい

 I must down to the seas again,
to the lonely sea and the sky,/
And all I ask is a tall ship and a star to steer her by.
John Masefield: Sea-Fever

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