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2018年05月30日15:25

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日大アメフト部の問題について思うこと…

日大アメフト部の悪質反則問題でワイドショーは賑わっていますね。
番組の出演者が、よく「これはアメフトだけの問題ではなく、日本のスポーツ界全体の問題でもある」という意味のことを発言する人がいます。
それは一見正しいように思えますけど、実は、木を見て森を見ない思考だと私は思います。

例えば音楽の世界を見ると、高校のブラスバンド部の指導者が生徒に向かって暴言を吐く映像をTVで何度も観ました。
旧態然たる指導のやり方は、何も体育会系のクラブに限った話ではないのです。
会社でも業務査定を人質にしたパワハラは往々にしてありますし、私もされた経験があります。
「おい、成岡!てめぇなんか高校に行かせねぇからそう思え!」
これが中学生の時に内申書という人質を取っている担任の先生から言われた暴言で、人生が真っ暗になりました。
真っ暗になっただけでなく、先生による嫌がらせが3年続いた結果、それが原因で極度の十二指腸潰瘍を発症し、45歳の時にピロリ菌の除菌治療が成功するまで吐血と下血を繰り返していました。

話を戻して…
裁判にまでなって人前に出てくるような案件は、極端に少ないだけなのです。
中学生時代以降の自分と自分の身の回りの人を振り返れば、パワハラによりやらざるを得ない環境に追い込まれたり、辞めざるを得ない精神状態に突き落とされたりしてきた人を数多く見てきました。
うつ病を発症した人さえもいました。

つまり、日本に巣食う悪しき慣習そのものの氷山の一角が、日大アメフト部の試合で現れたに過ぎないのです。
この問題を「日本のスポーツ界全体の問題として拡大対応すべきだ」というような言い方は、実は矮小化しているに過ぎず、その程度の思考では結局は日本の教育やスポーツなどに関わる指導者の思考は大して変わらないのではないかと危惧します。

残念ながらTVに出演しているコメンテーターによる主張は、あたかも本筋のように見えるけど枝葉の話でしかないと思った次第です。
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