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2018年05月28日17:25

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ダン・ブラウンの本の面白さ

ダン・ブラウンの本の面白さは、

なんともなしに、なにげなく展開していく話なのだが、最後に「本物の犯人は誰だ?」のところで、想像もつかなかった人が犯人だったというところかな。

それとは別に、ダビンチ・コード では、話はミステリー小説の枠でハリウッド映画の恋人同士のハッピーエンドと普通に終わっているが、本の内容そのものに大きなメッセージのコードが隠されていて、それを読み解けた時は「すごいなぁ〜」とダビンチにも勝るコードのしかけに感嘆させられた。

お見事!としかいいようもなく、まさしく最高の現代のコードで愉しませてくれた。

今回は、ホワイトハウス、大統領選、NASA、NRO(国家偵察局)を中心とする、政治の話で「デセプションポイント(直訳すると、欺き点)」。

2001年に著作権をとったとあるので、もう17年前の古い話だけれども、その中に出てくるアメリカがもつ科学技術等は目をみはるものがある。 

そして、面白いのは、

著者注記として

「〜は、現存する組織である。 この小説で描かれる科学技術はすべて事実に基づいている」

とあり、

「ほんまかいなぁ〜」と思わずこぼしてしまいそうな、科学技術をアメリカはすでにもっていたことになり、「果てしないなぁ〜」と、科学の進歩に感嘆してしまう。

17年前でそれなんだから、いまはどんなものを創って、どれだけ更に科学を進歩させているのかと思うと、もう頭がついていかない。

日進月歩の科学の発達とかいうのは、アメリカ以外の国の科学の進化であって、アメリカのは突然変異なみに、こまごまとした進化を経ずに、突如として現れたかのような、飛躍的な進歩に思えるほど、果てしない。

軍事武器おたくの人たちに言わせたら、日本の自衛隊のもってるのもすごいらしいけれど、アメリカのそれぞれに比べたら、なんか江戸時代の武器と未来武器とを比較しているかのように自分は感じるときがある。

江戸時代の弓矢はとても精巧ですばらしかったのと、ハエよりも小さい虫型の同じような目的に使われる能力をもったものとは、やっぱり後物のほうが、人がいらないし、コンピューター操作だし、どこででも可能だし、効率的で、変だけれども人道的であり、使いやすい他、弓矢の精巧性を語られても、博物館内の展示物にしか思えなくなる。

と、

ダン・ブラウンの本は、こんな情報をどこからいれてくるの? というのが多い。 

本の中にも書いてあるが、「機密」情報が本ではとてもオープンで、それがゆるされるということは、すでにそれは機密扱いではないので、他にもっと機密のより精巧なものが作られつつあるということになる。

そして、それはもう想像がつかない。 本の中でも、「ほんまかいなぁ〜」な世界のなのにこういうもの以上のものを開発しているのとなると「いったいなんなんだろう?」となると同時に、

ダン・ブラウンのこの本でも、もうアイザックニュートンの力学物理の世界では理解しがたい、自分のように量子物理学を少しかじったものでも理解しがたい世界だと、その辺の知識の進化がともなっていかなくなって、

誰かが「一歩先が見えるのは賢者と言われるが、二歩先が見える者はきちがい」と言ってたように、もう自分たちの知識の範疇ではおいつかなくなるので、新しいものでこれから先の驚かすという作業がたいへんだろうなぁとか、

そんなことを思ってしまうほどだった。 

しかし、自分はテレビも映画も観ないのですごいなぁと思うけれど、そういうもので奇想天外な状況になれていると案外、考えずに平気に受け入られるものなのかもしれない。

21世紀からは、本当にがらりと今までの常識がかわってくる。 と自分は思っているのと、輪廻転生を自分はしたくないが、どう願おうと、よくもそうでなくても、「ある」と確信を持つ自分には、次生の世の中は想像もつかないし、今までの経験や知識を生かせないので、

「どうやって生きていくのだろうか」と思案にくれるときがあり、すでに始まっているAI
 時代に人として対抗できるものは、テレパシーとかその手のものしかないなぁと、思いつつも、テレパシーも波数とか調べられたら、もう使えるものはないあぁと

なんか人として生きてて楽そうな才能はないものかなと、閑なときに、ぼんやりとかんがえてみたりするが、思いつかない。

話戻って、ダンブラウン、

今回は、というか、まだダビンチコードしか原本で読んでないが、訳されていても原本でも話の進み方や中の構成は、中の上というか、「わぁ! わぁ♪ わぁ〜揺れるハート」というのはない

しかし、

しかしですよぉ〜

そんなこと以上に、彼が出してくる「ほんまかいなぁ」なあれやこれやの情報はおもしろい
し、

さっきも書いたけれど、ダビンチコードでは、ありきたりのエンディングで終わるありきたりの話にみせておいて、見事なコードを、わかる者だけにはわかるその者達の頭の中にホログラムのように「まじでぇ〜!?! ほんまかいなぁ〜!?!」となるような、

信じがたいけれども、あながち嘘ではなかろう、その真実と嘘の間であり、伝説と現実の狭間であり、どっちにころぼうか、というか、どっちをとろうか、というおまけ情報が他の作者にはない、最高のエンターテイメントとして提供してくれるので、読んでしまう。

コナン・ドイルのシャーロックホームズだと、ホームズがどんどん説明していってくれるのだけれども、ここでは、ダビンチコードでは、自分に最後のコードを自分で解かせてくれるので、そこに「やったぁ! わかったあ!」という喜びがある。

でもまぁ、ダンブラウンもコードにしただけに、おおっぴらには言えないことでもある。 というか、言ったところでみんなも「で?」にしかならないし、「で?」にならなくても、自分が「なるほどなぁ〜なっとく〜」と言うような謎解きができたくらいなもんで、

他の人には全く興味のないものでもあるので、自分以外と一緒に楽しめるということがない、あくまでも個人的などうでもいいたのしみで終わってしまう。

と、ここまで書いてデセプションポイントの解説まで読み終えてみると、

この本は、中高生の読者層が多いのだそうで、11年前の著作権登録とあるので、この時に中高生だったこの読者達は社会人だったり、学生なら修士か博士過程にはいるころで、中高生で、この大人の世界の成人世界や「あれ?これおかしくない?」という疑問点(ときに

「欺き」とうけとるの)を既に、この本を読んだことで「あ〜これだぁ〜」といくらかピンときて、うまく切り抜けていてくれていそうな、学校ではおしえてくれなかった、欺きとはこう行われるという解説本のような感じなので、

当時の読者は、千二百円程度の本代の投資で、何万円もするようなセミナーに行かなくても貴重な知識を既に得ているので、欺き点を見破って誠実な方向でがんばっているのではないかなと、頼もしさを感じる。

原本でも、どれも買い揃えてあるので、時間ができたら原本でも読んでみようと思う。





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