防湿庫とは電気で湿度を自動制御できるもの。一方、防湿箱は吸湿剤を入れてある密閉性の箱である。
防湿庫を使い始めてみて、防湿庫の素晴らしさを実感したと共に、皮肉なことに今更ながら防湿箱もなかなか優秀だということに気がついた。
というのも防湿庫が吸湿剤を使って湿度管理をしているという事実を知ったからで、それなら防湿箱も吸湿剤の状態をきちんとしておけばいいのだろうと考え、実験してみると湿度30%を達成したのである。
従来、防湿箱では湿度40%より下がることが無く、非力さを感じていた。だが、吸湿剤もやれば出来るということで今回は時間をかけて湿気を飛ばしてみた処、防湿箱の湿度は30%にまで低下した。(電子レンジで加熱して湿気を飛ばす)
これから高温多湿な時期となるが、防湿箱の湿度がどの程度持ちこたえるのかを測定し、評価して行きたい。例えば、週1回、物を出し入れするとして、年1、2回、吸湿剤の湿気を飛ばせば湿度40%未満を維持してくれるなら大いに実用性があることになる。
実用性があるとなれば、使用頻度の低いカメラ、双眼鏡は防湿箱に、使用頻度の高いものは防湿庫に収納すればいい。
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