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2018年05月16日11:13

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壷坂までの四線軌条化計画はどうなった?

 橿原神宮前〜吉野間は25.2キロ。山岳地の単線区間である。かなり前のことであるが、橿原神宮前から途中の壺阪山駅まで(3.9キロ)を四線軌条化するという話を聞いたことがある。まぁ、その当時であれば、通勤通学の需要を考えれば壷坂まででよかったのであろうが、現在では、壷坂の乗降客は減り、逆に福神での乗降客は飛躍的に(というほどでもないだろうが)増えているから壷坂までではどうしようもないということなのであろう。
 四線軌条化・・・言うは安し行うは難しだと聞いたことがある。複線区間であり途中で退避車両がないのであればいいが、単線となると、駅ごとにポイントがるため、ポイントが複雑になり敷設だけでなく保守も大変なことになりそうなことは想像に難くない。

 橿原神宮駅北側に、国内に現存する唯一の四線軌条がある。吉野線・南大阪線系列の1067ミリ軌条の車両を五位堂などの検修車庫等に回送するために、四線軌条車庫で1435ミリ台車に履き替えるのだ。上にかいた壺阪山までの標準機延伸も、これを伸ばすということだったのかもしれない。もうひとつ言うと、橿原神宮前の1番ホーム(京都行き特急が止まるところ)からホームの両側の線路を見比べていただきたい。1番線の反対側は先ほど言った四線軌条につながる狭軌線、明らかな軌間の違いがわかるであろう。ちなみに、この線、本当は何番線なのかしらないが、吉野山の桜の季節には臨時列車として「青の交響曲」が発着する「0番線」と案内される。普段は、毎夜遅くには、早朝のの阿部野橋行きになる列車を留置している。


<時事通信社>
■近鉄がフリーゲージ特急検討=京都−奈良・吉野間で
(時事通信社 - 05月15日 23:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5112270

***これより転載***

 近畿日本鉄道は15日、京都駅と吉野駅(奈良県吉野町)を結ぶ特急列車で、レールに合わせて車輪の幅を変えることができる「フリーゲージトレイン」(FGT)の導入を検討すると発表した。途中駅で乗り換える手間をなくし、利便性を高めるのが狙いだ。
 京都−吉野間は訪日外国人を含めた観光客に人気のルートだが、途中の橿原神宮前駅(同県橿原市)からレール幅が狭くなるため、同駅で乗り換える必要があった。FGT導入で所要時間は5〜10分程度短くなる見込みという。 

***ここまで転載***


 外国人誘致という点でいけば、桜の時期以外は、高野山へいくためへのJR和歌山線乗換えで吉野口乗降が増えることになる・・・・かもしれない。和歌山線での、外国人バックパッカーの乗車率は吉野線の比ではないので、それを取り込む狙いもあるのかもしれないが、高野山から奈良・京都となるとどちらに乗ってくれるだろうか??
 橋本からJRだけで奈良まで行くとなると現在、乗り換えは高田・王寺の2回、もしくは時間がかかるが乗り換えなし(多くの和歌山線の列車が桜井線経由の奈良行き)、近鉄経由で奈良まで行くとなると乗り換えは吉野口・橿原神宮前・西大寺)となる。
 京都までとなると、JRだけだと奈良駅での京都行きへの乗換えが加わり、近鉄経由だと西大寺の乗り換えがなくなる。フリーゲージトレイン導入で吉野線と橿原線がシームレスになるなら、特急に限り、橿原での乗換えがなくなりこれも便利になるような気がするが・・・高野山のお客さん、近鉄特急に乗ってくれないだろうなぁ・・・





**外部ブログにも同内容の記事を書いています。**
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