mixiユーザー(id:11056015)

2018年05月04日04:56

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しおり 憲法改正についての考察 


みなさんは総理大臣の任期が何年かご存知ですか?
実はないんです。

日本の政府構成は議院内閣制です。これは議院内閣制の特徴なのですが、現行法には日本の総理大臣の任期が定められていません。
ここで一句
 【任期がない 日本の総理は 人気もない】笑

総理大臣の任期について我が国では憲法でははっきりと明記されていないのです。
では、首相の地位に永遠にいられるのかと言えば、もちろんそうではない。

総理大臣の一期の任期は、最大で4年である。
それは、憲法70条に次のように定められているからです。

日本国憲法 第70条
内閣総理大臣が欠けたとき、又は衆議院議員総選挙の後に初めて国会の召集があったときは、内閣は総辞職しなければならない。

昨年9月に衆議院の解散があり、その後総選挙。自民党が議席の三分の二を獲得。そしてこの憲法に則って内閣が総辞職して、現行の政府が決定しました。
この定めのために、否応なく衆議院選挙の後は内閣総辞職となりました。
衆議院の任期は最大で4年です。
だから、本来は総理大臣の任期も最大で4年なのです。

しかし、現行法には再選を禁止すると言う条項がどこにも見当たらないのです。
だから、選ばれ続ければ無期限に首相をやってもいられると言う訳です。

これはほんの一例ですが、現行の日本国憲法にはこのような欠陥が幾つもあります。
護憲派のみなさんは憲法改正反対を唱え続けるだけでなく、現行法にはこうした欠陥が儘あるということも頭の片隅に置いておいてください。

九条にしてもそうです。自衛隊の立ち位置も明確ではなく、また、安保法が成立し、集団的自衛権の行使が容認された現在、九条改正反対を唱えるだけで果たして現行法のままで本当にいいのでしょうか。
確かに我が国は戦後70年以上他国との争いもなく平和を維持して来ました。しかし、時代は日々移りゆくのです。果たして未来永劫九条が抑止力となるのでしょうか。
自衛隊は立ち位置を明確にし、災害救助に限定して条項に加えるとか、集団的自衛権の行使についてはこれを一切認めない、と言うようにはっきりと明記すれば、より素晴らしい平和憲法になるのではないでしょうか。

もちろん安倍のような売国奴に憲法を触らせるなどということは以ての外、また自民草案にしても改悪すぎて論外です。
だからこそ、世界の社会情勢を鑑み、今の時代に一番ふさわしいものを、それこそ100年経っても通用するようなものを対案としてきちっと出すべきだと強く思います。

どう阻止しても、改憲発議、そして国民投票が行われ、憲法は改正されることになるでしょう。
ならば安倍自民草案のような稚拙極まりない改悪よりも、誰が見ても一目瞭然な素晴らしい憲法に今こそ改正すべきだと、私は考えます。

【憲法改正についての考察8】から転載しました
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