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2018年04月26日12:34

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政治家と公務員は暴れ馬であり、乗る国民がそれを操縦するための手綱が公文書

野党欠席で衆院集中審議、加計問題「認識十分でなかった」と安倍首相
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5087222

■記録軽視の悪質な行為 磯田道史さん(歴史学者)

 歴史家として過去の様々な記録を読むと分かるのは、江戸から明治までの日本は、細かく正確に文書を残す記録大国だったということです。その国がいま「改ざんする」「うそを書く」「残さない」という公文書3悪で歴史に残る問題を起こしてきました。
 江戸時代に細かく記録を残すようになったのは、農民と武士が離れて暮らすようになり、武士が統治の役割を担うようになったからです。武士は、領地での出来事の細かい記録を積み重ね、よりよい統治を行おうとしたのです。
 250年を超える江戸時代に日本人に染みついた記録をとる癖は、明治時代に力を発揮します。福沢諭吉や岩倉具視の海外使節団が残した西洋の詳細な記録は共有され、急激な近代化を支えました。
 しかし日露戦争に勝ってから記録の軽視が始まり、太平洋戦争の時代にはひどい状態になりました。台湾沖航空戦では、実際には米軍の空母と艦艇を撃沈できていないのに、「多数沈めた。大戦果だ」と国民に伝えました。うその情報を基に立てた作戦で南方の島に送り込まれた兵は、いないはずの米艦隊に遭遇して多数が戦死しました。
 今回の公文書改ざんは、国が主権者たる国民から歴史を奪う悪質な行為です。「首相案件」と言ったか否かが問われている柳瀬唯夫・元首相秘書官(現・経済産業審議官)は「記憶にない」と、面会の事実を認めていません。
 ただ、こうした問題でも、各省や愛媛県に残っていた文書の記述で、事実が明らかになってきました。財務省の福田淳一事務次官によるセクハラ疑惑辞任も、音声記録の存在が決め手でした。文書や記録が残っていることはとても重要なのです。
 政治家と公務員は暴れ馬です。乗る国民がそれを操縦するための手綱が公文書です。しっかり制御しなければ、馬とともに崖から転げ落ちて死んでしまう。歴史的検証に堪える行政をし、その正確な記録を、国民に提供するべきです。正確な記録があれば、我々は、国としてどこに向かうかを決めることができます。
 文字に記録された王がいる国らしきものが九州にできて約2千年。議会政治になって130年足らず。国民主権になって70年余り。一連の問題で公文書への高い意識が生まれつつある。日本の進化の歴史の一つだと思いたいです。
 ちなみに、記録文化があった幕末にも、うその文書が出されたことがありました。桜田門外の変です。大老だった井伊直弼の首を民衆が見ていたのに、井伊家は、直弼は生きているという偽りの文書を出し、幕府は天下万民の信用を失って倒れるきっかけとなりました。見えているものに対してうそをついたら、政権は短命化する。歴史が証明する教訓です。
 (聞き手・後藤太輔)
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 いそだみちふみ 70年生まれ。国際日本文化研究センター准教授。専門は日本史学。著書に「武士の家計簿」など。
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上記は、昨日の朝日新聞にけて際された「(耕論)歴史奪う、公文書改ざん 磯田道史さん、保阪正康さん、星野智幸さん」のなかの、磯田道史さんによる「記録軽視の悪質な行為」全文である。

磯田道史さんは、とにかく丹念に古文書を読み込まれ、その時代の歴史背景や意味を解き明かそうとされる。�犖妬現餡鯑匹藁鮖乏悗隆霑鍛罎隆霑鱈瓩噺世錣譴襪�、磯田道史さんはまさにその�犂霑鍛罎隆霑鱈瓩鬚い弔眞闇阿帽圓錣譟△修海�らの歴史観にはとても重い説得力があるように思えるのである。

磯田道史さんは�猜神�の司馬遼太郎�瓩噺世錣譴討い襪�、司馬遼太郎さんは小説のテーマが決まるとそのテーマに関する文献をすべて読み漁られ、そのテーマに関する古本が神田の古本屋街から亡くなったという話を聞いたことがあるが、歴史学者である磯田道史さんは古文書からその時代の歴史的背景や意味を解き明かそうとされる。

そんな磯田道史さんにとって、今回の公文書改竄あるいは隠蔽は、歴史学者としても憤りを感じる事件であったのであろう。その憤りは�爐修旅颪�いま「改ざんする」「うそを書く」「残さない」という公文書3悪で歴史に残る問題を起こしてきました。�瓩箸い�所からも読み取れるであろう。

わたしがこの磯田道史さんの話で気になったのは、次の一説である。

�狎�治家と公務員は暴れ馬です。乗る国民がそれを操縦するための手綱が公文書です。しっかり制御しなければ、馬とともに崖から転げ落ちて死んでしまう。歴史的検証に堪える行政をし、その正確な記録を、国民に提供するべきです。正確な記録があれば、我々は、国としてどこに向かうかを決めることができます。��

わたしは、この磯田道史さんの言葉に、現政府や閣僚に対する粋どりを読み取るとともに、公文書がもつ重要性を読み取るのである。�狎�治家と公務員は暴れ馬であり、乗る国民がそれを操縦するための手綱が公文書。しっかり制御しなければ、馬とともに崖から転げ落ちて死んでしまう。�瓩箸いΔ箸海蹐法�公文書がもつ重要性が語られているのである。

今回、暴れ馬である政治家や公務員が公文書を改竄し隠蔽を行った。それ自体が国民に対するこの上もない背信行為なのである。わたしたちはもっともっと憤らなければならないのだ。なぜなら暴れ馬を乗りこなすための手綱そのものを勝手に改竄、隠蔽したのだから。

公務員が勝手に公文書を改竄し政府与党の政治家たちはその行為を見てみていないふりをした。これこそが、国民に対するこの上もなく�猖�死に値する�畴愎�行為なのである。それほど、公文書改竄・隠蔽とは罪深いことなのである。

 
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