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2018年04月25日23:56

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「レディ・プレイヤー1」 「泳ぎすぎた夜」

「レディ・プレイヤー1」、

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の次がこれなんだから
どれだけ守備範囲広いんだ!とあきれてしまうスピルバーグの新作。
若者で一杯のIMAX3Dで観る本作は、
その彼らには全く分からないだろう映画ネタ,オタクネタで溢れ
嬉しいやら可笑しいやらで
おばさんは笑いっぱなしだったよ!
でも
若者は純正RPG映画として楽しめるようになっているから
幅広い年齢層がターゲットになっているわけで、
さすがスピルバーグなのだった。
しかもスピルバーグは優しい!
オタクも引きこもりのゲーマーも糾弾しない。
彼らにこそ未来を拓く力を認めて
肯定するのだもの!
ガンダムとかメカゴジラとか
よほどの日本大好き人間じゃないと
知らないんじゃないのかなー??




「泳ぎすぎた夜」、

フランス人ダミアン・マニヴェルと五十嵐耕平による共同監督作品。
幼い小学生の男の子が描いた絵を父親に見せようと
雪の青森の町を彷徨う…それだけの映画なのだけれど、
寒く冷たく歩きにくくツルツル滑る白の空間は
児童というより幼児である男の子の身体性を驚くほどクリアに抽出するので、
ずり落ちるバックパック(ランドセル?)にハラハラするし
それを開け閉めする彼の拙い所作にドキドキするし
駅のベンチやフードコートの椅子が
子供にはどれだけ高いのか?に気付かされて、
長靴の中の雪を出したり
手袋を咥えて外してみかんをむいたり
そのせいで手袋を片方無くしてしまったり…
といったいちいちが非常に細密な印象で目の前に立ち上がってくるのだ。
これはそこを読む映画。
「赤い風船」を、そして
ちばてつや作品の子供たちを思い出した。
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