子どものころ、一人っ子はわがまま、と言われて、反発していたけれど、一人っ子は、「わがまま」ではなくて、コミュニケーションの仕方がよく分からないんだと今は思う。
経験が少ないから、その場その場でどうしたらいいか分からない。
子どものころ友達のお母さんに連れられて友達と友達の妹を含めた4人でミスタードーナッツに行ったことがありました。
ドーナッツは、友達のお母さんに奢ってもらいました。
そのとき、ポイントが貯まったから、景品がもらえたのですが、景品は1つだったので、それは、友達の妹のものになりました。
正直、その景品が欲しかったわけでもなかったのですが、その景品がもらえなかったことが悲しくなりました。なんだか、自分が蔑ろにされている気がしたんです。
でも、当時も今も分かっているんです。それは、蔑ろ、とかではないと。
ただ、一人っ子という何でも貰える、という環境が頭の中で誤作動を起こして、私は、悲しくなったんです。
もちろん、そのことで、友達のお母さんに不満を言ったりはしませんでした(たぶん)。だけれど、顔には出ていたかもしれません。そして、数分後、そのことを思い出して、そんな自分が恥ずかしくなりました。
友達のお母さんにドーナッツを買っておいてもらって、その上、景品までもらえると思っていた自分の浅ましさが恥ずかしくなったのです。
一人っ子ということで、対人関係の経験が不足していて、そのためにスキルも不足して、どうしたらいいかわからなくなったり、やり方が分からなくなる、一人っ子には、そういう傾向がある、と今は思います。
でも、それは、我儘とか性格が悪い、ということではなくて、分からないだけなんだと私は思います。
そのことで、人から中傷されたり、のけ者にされることは、辛いです。
それでも、生きていれば、
いいことあるぞ、ミスタードーナッツ。
最後面倒になったので、適当に終わらせました。
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