「石工職人の秘密の技術を伝授する構造が
秘密結社として発展したのですね?」
「中世の頃は、カトリック教会
の力がものすごく強かったから、社会の隅々までカトリックの教義が浸透していました。
カトリックの教え、つまり『聖書
』に反する言動をすると、みんな
火炙りの刑にされたわけです。
たとえば、現在でもアメリカに行けば、人間はサル
から進化したというダーウィンの進化論をいっさい信じない人がいっぱいいるんですよ。
なぜなら、聖書
には、『神がアダムを作られた、アダムの肋骨からイブが作られた』という人類発生の記述があります。なので、聖書
をまともに信じている人たちは進化論に反発するんです。
中世の世界では、カトリックの権力が絶対的です。その当時、カトリックは『天動説』を指示していました。今では科学的に正しいとされている『地動説』ですが、当時は『それでも地球
は動いている』などと主張すると、弾圧を受けたんです。
したがって合理的な思想を公にすると
火炙りの刑にされてしまうので、
秘密の組織にしてしまったんです。
今でもそうですが、フリーメーソンの入会手続きというのは大変なんですよ。古代の
秘密宗教の入会手続きのように不気味な
ドクロを前に、呪文を唱えて
ワーワー叫んで・・・・・
そういうのを経過してやっと、知り得たことを部外者に漏らさない
秘密が守れるフリーメーソンの会員になれるのです。
続くモンミ
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