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2018年04月15日17:55

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情報の精査の仕方、

歴史学者の観点からフェイクニュースの見抜き方、
情報の精査の仕方、と言う記事だったので日記に書いてみます、

ぶっちゃけですが、情報の精査の仕方なんてものは、
個々人それぞれ違うので、これが善いとか、間違いない選択なんてのはありません、
この日記に書く精査の仕方、と言うのは、
ニュースの記事と個人的な考え方を書いたものなので、
正誤正邪を決めつけるためのものではありません、

まず記事ではフェイクニュースを見抜くにはデマと陰謀論が重要、
陰謀論は要は陰で暗躍する扇動者や工作員などが居る、と言う話ですね、
デマと言うのは事実に基づかない情報を事実のように伝え、
それを広めようとする事になるでしょうか、

この記事を書かれた呉座勇一氏の論を見て、
不可解なのは、デマにしてもフェイクニュースにしてもですが、
概ね、危険や危機を標榜するのを指しているかと思うのですが、
私、個人としては、なぜ安全安心を標榜するデマ、フェイクニュースと言う論がないのか、
それが一番不可解で奇怪に思う点です、

あくまで個人的な手法ですが、
私の情報の精査の仕方を出来るだけ論理的に書いてみようと思います、

まず、何らかの情報がもたらされたなら、
それが100%正しい、と仮定します、
そしてそれが正しいのであれば、どうなるか、どうなってないとおかしいか、
辻褄の合わないところはないだろうか、と考えます、

例えばいつぞやの、「保育園落ちた日本死ね」を例にしましょう、
もし、保育園への入園が落ちた事で日本死ね、この表現が正しく妥当だとしましょう、
しかし、保育園と言うのは福祉ですが、リソースの限られた福祉なのですから、
当然、選考に漏れる人物が居るのは当然です、
落選した欝憤晴らしに日本死ね、と言う論が妥当であり、正しい発言であるなら、
選挙で落選した候補者は、選挙落ちた、有権者死ね、が正しい事になります、
もちろんそういった発言を陰でした候補者はいるでしょうが、
有権者死ね、とおおっぴらに発言して、有権者の賛同を得られるでしょうか?

私としてはその発言を候補者がしたとして、
有権者の賛同と理解を得られるとは思えないので、
日本死ね、と言う表現には妥当性はない、と断定しました、

最近、マイミクさんのつぶやきで私と他の方が書き込みをした事があったのですが、
その人物は先の民主政権は今の安倍政権よりずっとマシだったと表現していたのですが、
もし、民主政権が安倍政権よりも妥当でまっとうな政権だったとするならば、と考えます、

今の安倍政権は危険で民主政権は正しいものだったとするならば、
民主政権の前は当然自民の麻生内閣ですから、
民主政権が正しいのであれば、間違っていた麻生内閣の政治を、
民主政権となった鳩山内閣で是正してなければなりません、

それは自民の政権が間違っている、と主張するのであればあるほど、
訂正修正せねばならない範囲は広大なものになります、
あの民主党が政治を正すためにまっとうに動いていたならば、
多くの法案を審議し、それを採決していなければなりません、

それが自民の政治が間違っていると主張するためには必要な行動です、
しかし、民主政権は鳩山菅野田、と3人代わりましたが、
政権公約だった子供手当や高校無償化の話はありましたが、
少なくとも行政の改革はほとんどしていません、
つまり実際に政権を執った民主党は自民が築いた政治に乗っかっていたのです、

この時点で自民が間違った政治をしていて、
民主はそれを正そうとしていた、と言う論は通らなくなります、
ほとんど変える必要がなかった間違った政治?
絵に描いた餅のような感じですね、
そう考えた結果として民主党の政治は良くなかったと断定しました、

ここで挙げた例は参考であって、実際それが正しいと標榜するつもりはありません、
ただ、こう考える事で余計なもめ事や無駄な出費を避ける事ができます、
いわゆる儲け話の類や、損得勘定の参考にも使えます、

あと副産物的ですが、
相手の話を否定するところから始めないので、
ケンカ腰にならずに済ませやすいです、
と言うか、この手法でケンカになる人物ならどだい話ができません、
黙ってしまう人と話を変えようとする人は居ますけど、
あと論点がかみ合わない人もいますね、
それは対処法あるんでしょうか、
少なくとも私としてはわからないんですよ、

そういった人物と話を突き合わせる必要があれば、
本当に胃が痛くなるんですが、
今のところ、ウチの胃袋はのびのびしていますよ、お陰さまで。




■騙されるのはどんな人? 歴史学者に聞いた「フェイクニュース」防衛術
(AERA dot. - 04月15日 11:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5071694

 SNSの発達で「フェイクニュース」が氾濫している昨今、
情報の真偽を見極める力がこれまで以上に求められている。
デマに騙されないための心得を、
歴史学者で国際日本文化研究センター助教の呉座勇一さんに聞いた。

*  *  *
 陰謀論って、すごく分かりやすいんです。
応仁の乱にしても、実際には複数の要因が絡み合って起きたことですが
「日野富子が元凶」とすると、原因が一つだけになります。
ただ、ここが逆説的なんですが、実際は単純化されているのに、
一般の人は「教科書的な歴史の裏に隠された真実」と、
陰謀論にどこかハイレベルな印象を抱きがちです。
特定の人や組織が陰謀の計画を精緻に組み上げて、
すべてその通りに動くという図式にはパズルのピースがぴたりとはまるような爽快感がある。
ですが、実際の歴史はいろいろなプレーヤーがそれぞれに考え、
読みが外れて軌道修正したりするうちに、事態が動いていくものなんです。

 陰謀論にハイレベルな印象があるからこそ、
高学歴の人や知的レベルの高い人がハマってしまいやすい傾向にあります。
今まで自分が考えもしない新説が展開されるので、新鮮に感じてしまうんですね。
ただ、歴史の知識がない人にとっても、陰謀論は受け入れやすい。
教科書的な歴史をきちんと学ぼうとすると大変ですが、
陰謀論だと1冊本を読めばいいだけですし、
「コミンテルンが悪い」「フリーメイソンが悪い」とすれば複雑な太平洋戦争も
一気に分かりやすくなります(笑)。

「マスコミが報じていない」といううたい文句につられ、フェイクニュースを信じる人もいます。
「報道をうのみにする一般大衆と違い、
真実をつかんでいる」と優越感を感じたいんですね。
確かに浅い報道があるのも事実ですが、真実にたどりつくためには、
さまざまな角度からの丁寧な調査が必要です。
人より優位に立ちたいが努力はしたくないという横着な人こそ、
デマに惑わされやすいと思います。

 今回書いた『陰謀の日本中世史』は、立教大学での授業を基にしているんですが、
学生の中には「先生はそう言いますが、僕はやっぱり本能寺の変に黒幕はいると思う」という、
歴史にロマンを求めるタイプも一定数いました。

 陰謀論を否定するためには、一番確率が高そうな説を提示するのがいいんですが、
地味でありきたりなので面白くない(笑)。
でも、陰謀論には意表を突く、サプライズがあるから魅力的に映るのでしょう。
フィクションとして楽しむ分にはいいですが、真実とは切り離して考えるべきです。

 デマに騙(だま)されないためには、過去の事例に学ぶといいと思います。
パッと見は奇抜で斬新な説でも、実は論理展開はパターン化されています。

 例えば、ヘイトスピーチ規制の時に、
「むしろ日本人が逆に差別されている」といった言説が出回りました。
パッと聞くと「あ、そういう発想の転換ができるんだ」と虚を突かれるかもしれません。
でも、実はナチスも同様のことを言っていたんです。
アーリア人がユダヤ人から搾取されていたんだ、と。
陰謀論では、こうした加害者と被害者を逆転させるというパターンは非常によく使われます。
斬新な発想のようでも、実は手垢のついたレトリックだったりする。
フェイクニュースのようなものを聞いた時に、「過去にも同じような事例がなかったか」と、
立ち止まって考えるのは大事だと思います。

 また、自分の主義主張にとって、都合のいい説が出てきたときに疑えるかどうかも重要です。
歴史研究者と陰謀論者の一番の違いもそこにあります。
私自身も意識していますが、自説を唱えるときに都合のいい資料が出てきたら
「本当に大丈夫なのか」と検証する姿勢が大事です。
陰謀論者は都合のいい情報に飛びつき「間違いない」と思い込み、
都合の悪い情報は「フェイクニュースじゃないか」と耳をふさいでしまう。

 研究者にとっては当然のことですが、フェイクニュースやデマがあふれる中、
必要な知的態度だと思います。

(構成/編集部・市岡ひかり)

※AERA 2018年4月16日号
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