アニメ時評４０５

「ありすroありす」

原作：梱枝りこ。KADOKAWA「月刊コミックキューン」。シリーズ構成：藤本冴香。キャラクターデザイン：桑原直子。制作：EMTスクエアード。監督：小林浩輔。
５分アニメ。
絵は明るい。深度は浅い。背景は淡い。キャラの頭身は、５頭身と３頭身を併用。目は大きい。動きはいい。
内容は、シスコン兄と双子女子の話。５分では、朝起きてご飯食べて終わり。

見送り。


「LOST SONG」

脚本／絵コンテ：森田と純平（MAGES.）。絵コンテ：茉田哲明。キャラクター原案：福田知則。メインキャラクターデザイン：金子志津枝。制作：LIDENFILS×ドワンゴ。異世界ファンタジー。
絵は明るい。深度は浅い。背景は淡い、弱い。キャラの頭身は低め。目は小さ目。動きはいい。だが、ちょっと硬い。演奏シーンの楽団員はフルCG。
内容は、中世ヨーロッパ風の架空の世界を舞台に、歌をキーイメージにしたファンタジー。
戦争が始まるようだが、戦う理由がよくわからない。
ミュージカルのようにキャラが場面に合わせて歌いだす。主役女子の歌には治癒の力がある。他にも歌の能力があるようだ。
背景の建物のバランスが悪い。城壁に囲まれた町でお城が異様に大きく民家が小さく描かれている。
CGは上手いが、手描きの部分が弱い。動きがこなれていない。つられて、主役女子の鈴木このみの演技も、慣れていないような感じ。

３話まで。


「ピアノの森」

原作：一色まこと。シリーズ構成：伊丹あき。キャラクターデザイン：木野下澄江。制作：ガイナックススタジオ。監督：中谷学。ピアニストもの。
絵は明るい。深度は、学校の場面では浅い、森の木々では多層的で深い。背景も、学校では淡いが、森の緑は濃い。演奏シーンは、手元が見えているときはフル３DCG。背景もフル３DCG。あとは手描き２D。キャラの頭身は低め。目は小さい。動きはいい。CGの演奏シーンはとてもよく動く。
内容は、ピアニストを目指す二人の少年の話。転校生の少年は、森の中にあるグランドピアノと不思議な少年に出会う。
グランドピアノは、壊れて音が出ない。出ないはずだが、少年には音が出せる。
幻想的なイメージとピアニストという現実的な目標が交わる不思議な作品。

継続。