【ベーカム】税金の話

■「消費税１９％に」　ＯＥＣＤ事務総長、麻生氏に提言
(朝日新聞デジタル - 04月13日 19:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5070060

消費税が１９％、
これだけ聞くと不満の声しか聞こえないが、
実は【ベーシックインカムを導入すると消費税は累進課税になる】
ってゆー話。
他にもこれからの税金の取り方等あんんまりマスメディアでは問題視されていない税金の話します。


《ベーシックインカムって何？》

多分大半の人はまず此処から。
ベーシックインカムっていうのは【国から毎月支給される生活費の事】
これは生活保護や年金を一本化して、
所得状況や年齢に関係なく【国民全員に最低限の生活を保証して配ってしまおう】
っていう制度。
これが導入されると【お金が必要なのに行き渡っていない人達にお金が行き渡る様になるので消費が増えて、貧困者ほど生活が楽になります。】


《累進課税って何？》

じゃあ次は累進課税、
累進課税っていうのは
【金持ち程税金を払って貧乏人程税金を払わなくてもいい仕組みの事】
これは今後どの国でも必要になっいて
例えば相続税の増税なんかは財産のある金持ちから遺産を多額に徴収する事実上の累進課税になっている。
貧乏な人はそもそも遺産を残せないからね。


《何故消費税が累進課税になるのか？》

ではこの２つが何故結びつくのか？
消費税は貧富に関係なく同じ％で一律に税金を集める制度だから累進課税にはならないのではないか？
此処で【ベーシックインカムという制度がいきてくる】

例えば消費税が２０％だとして貧困層の月の生活費が１０万円、
富裕層は５０万円かかるとしたます。
貧困層は１０万円２０％だから２万円、
富裕層は５０万円の２０％だから１０万円消費税がかかります。
此処で国から生活費として貧富に関係なく一律で７万円ベーシックインカムで払われます。
すると
貧困層は５万円のプラスに
富裕層は３万円のマイナスになり
【富裕層にだけ税金がかかる事になります】

しかもこれは【生活のレベルを落とす事で回避出来る税金】なので、
所得税や相続税の様に【無理矢理金持ちから集める税金ではない】為
こうした税金の集め方は反発が少ないのです。


《軽減税率と何が違うの？》

恐らく累進課税といえばマスメディアでもよく聞く軽減税率の話が思いつくかと思いますが、
軽減税率は【コストがベーシックインカム以上に掛かってしまうのです。】

軽減税率とは、
生活に必要な日用品や食品の税金を下げて、
生活に不必要な贅沢品の税率を上げる累進課税の一つです。

この軽減税率には様々な問題点があり、
一番問題なのは【何を贅沢品にしてどうやって誰がそれをカウントするのか】
っていう問題です。

これを分りやすくするには【年金の不正受給調査を考える解り易いです】
誰が幾らか何処で使ったのか？
これを公務員が調べて年金を不正受給しているのか一人一人調べている訳です。
これは本当に【時間と労力と税金の無駄】で、
同じ事が軽減税率でも言えるのです。
何故なら【仕組みが複雑過ぎるから。】
仕組みは【複雑になれば成程時間と労力と税金がかかる】ので
天下りしたい官僚にはメリットがありますが、
【税金を支払う側の僕達にはデメリットでしかないので僕は軽減税率には反対です。】
理由は【仕組みとしてシンプルじゃないからです。】


《増税よりも税金の取り方が重要》

増税と言うと反発が多いですが、
増税は【もう避けて通る事は出来ません】
そしてそれには【お金持ちから多く取り貧乏人は少なくする】
も同時に避けて通れません。
何故なら【格差が広がり貧困層の収入では税金が払えないレベルまで収入が落ち込んでいるからです。】
これは年金が集まらず厚労省が貧困層の個人口座から強制的に年金を徴収しようとしたら、
年金を払えるだけの貯金が全く無かった事から貧困層から税金を集めるのは無理だと悟ったからです。
それ程貧困層の収入は激減し生活が苦しい人が増えています。

なので、
増税は必要でし富裕層から集めないといけないのは何処の国でも同じなのですが、
此処で重要なのは【集め方です】


《増税してはいけない税金》

一番問題なのは【所得税の増税】
所得税とは【働いた利益にかかる税金で、働けば働く程多く持っていかれます】
これは【実に労働者のやる気を無くさせる税金】で
【金持ちだろうが貧乏人だろうが働いた利益から税金が引かれるのはやる気を無くします】
だからみんな脱税するんですよ、
汗水垂らして稼いだのに無条件で国に横取りされるから。
だからこれは【貧富に関係なく下げるか無税にすべきだと僕は思います】


《これから増税すべき税金》

反対に課税対象とすべきだと考えているのは２つあって
１つは【消費税】
理由は上記で描いた様に累進課税になるからです。

そしてもう一つは【財産】
固定資産税や【貯金に税金をかけると良いと思います】
財産は【貯め込む程国内の経済消費を止めてしまう】ので
【試させず使わせる方向にするべきだと思っています】
但し財産も消費税同様に【ベーシックインカムの導入が必須】で、
ベーシックインカム無しで財産に課税をすると将来不安が解消されないので猛反発を受けると思います。


《総括》

僕は消費税に関わらず基本的には増税は賛成です。
しかし、【将来不安が解消されていない現状の増税は反対です】
それには手順が必要で、
【何よりも先にベーシックインカムを導入して将来不安を解消するが最優先だと思っています。】

ベーシックインカムが導入され、
将来不安が無くなりお金を溜め込まなくても生きていける社会保障が得れれば
２０％だろうが３０％だろうが好きなだけ増税すればいいと思います。
今の日本は金持ちでも貧乏人でも
【先行きが見えない将来不安をみんな抱えている】ので
これを解消しない内から増税をするのは反発しか生まれないし、
国内消費は冷え込んでいく一方でしょう。
当然消費が冷え込めばまた企業のダンピングが始まり、
低賃金の過剰労働が増えるだけなので、
僕は悪循環だと思いますけどね