(2014年)11/30その1　京王多摩川

荻窪かん芸館でのあらさんと林太郎さんのライブに行くためのもう一泊でした。
この日の夜は新宿ダブリナーズで珍しく早い時間の酒井さん抜ききゃめる，吉祥寺コピス前での坂上さんのバスキング，さらには六本木新世界でのトリニテ，下北沢ラカーニャでのハンズ・アラキなどなどもあったのですが，そもそもの日程を決めたかん芸館に行くための時間帯と両立せず，残念ながらいずれも断念することとなりました。

そのかわり昼間には両立する催しが複数。その最寄り駅は首都圏を東西に離れた京王多摩川と京成八千代台でした。

この日，京王多摩川駅近くの東京オーヴァル京王閣では，朝から夕方まで東京蚤の市が開催されていました。会場には通好みのミュージシャンのライブの場も設けられ，以前からJJFをはじめ，ゆかりのアイリッシュミュージシャンが多数参加されていますが，私が訪れたのはこの時が初めてでした。

目的は11時30分から12時までのtricolor。千代田区内の宿から1時間半ほどで，朝食を済ませてからゆっくりたどりつくのにほどよい距離でした。

普段は競輪場となっているこの会場で，tricolorの皆さんは練り歩き演奏などもされていたのではないかと思うのですが，メインは樹木をバックにお客が演奏者をぐるりと円形に囲むようなステージでの演奏です。

私の隣席には小さな女の子とお父さんの親子連れが着席しておられ，お父さんが娘さんに「有花ちゃんパパの店でも演奏してくれたことがあるんだぞ」などと話すのが漏れ聞こえ，何かそういった関係の方々らしかったのでした。

中藤さんが登壇されると，ちょうど私や親子連れに近い位置で，こちらの方ににこっとした笑顔を向けてくださいました。お父さんは娘さんに「有花ちゃん，こっちのことわかったみたいだったな」などと話しておられましたが，私のこともわかってくださったのかなあなどと考えて聞いていました。

具体的な曲目などは流石に記憶が薄れてしまいましたが，この時期のこと，2枚目のフルアルバムからの曲などが多かったでしょうか。

この年，5月にはtricolor3年ぶりの北海道ツアーがありましたし，5月旧函館区公会堂で最後のJJF，7月大塚All in funで中藤さんがじょんさんの代打を務めたハンドリオン，8月帯広ぷれいおんとかちで中藤さんと中村さんのデュオ，9月ティプシブーカ＋来道，そしてこの僅か1週間前にはO'phan北海道ツアーと，皆さんとは何かと機会がありました。
演奏後はすぐにサイン会に移られ，人気の証に長い列ができていました。少しだけでも御挨拶できないかと少しうろうろしてみたのですが，次の目的地に京成八千代台までは2時間近くかかるので急がねばならず，早々に断念してその場を離れました。結局，この日お三方とは全く言葉を交わすことができなかったので，私が来ていたのがわかったのかどうかはわかりません。もしわかってくださっていたなら，前の週にのやでお会いしたばかりの中村さんには，また現れたなどと思われたかもしれません。

その後は，京成八千代台を目指すため，まずは京王多摩川から京王線に乗り込みました（続く）。