母が入院していた。
昨夜、何かしら胸騒ぎがして仕方がなく、母に携帯電話をしたが、留守電になってしまう。
「ぼくです。お母さんは元気ですか、みんなは元気ですか。また電話をください」
というメッセージを残しておくが、一向に連絡がない。
実家の固定電話にかけてみるも、誰も出てこない。
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と、胸騒ぎが言いようのない�猊坩足瓩吠僂錣辰討い�。
その�猊坩足瓩併廚い�再び母の携帯電に掛けさせる。しかしまた留守電になる。
「ぼくです。元気ですか。声を聞かせてくださいね」
というメッセージを残しておく。しかし何ら返答はない。
すると、昨夜の12時頃に母からわたしの携帯電話に電話がかかってくる。
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と、思いながらも、母が何を言っているのか、よくわからない。
「また転んで・・・・・・・・・・・・・・・」
という言葉はわかるが、いつ転んだのか、そして今どんな状態にあるのか、よくわからない。
「明日、お母さんの都合のいい時でいいので、また電話をかけて」
といって、電話を切る。
母の声が聞けたことによって幾分、わたしの胸騒ぎ、不安感は和らいだが、しかし、母はいつどこで転んで今どんな状態にあるのか、全く分からぬ仕舞いであった。
今朝、母から電話があった。
先日、転倒をして顔から大量の出血をして救急車で都島区にある大阪市立総合医療センターで緊急手術を受けて、そのまま緊急入院することになったらしい。そして今も大阪市立総合医療センターに入院をしていて、そこから電話をかけてくれているという。
母は一度出血すると、自分では出血を止めることができず、緊急手術ということになったという。
しかし本人が電話をかけてくれているのだから、もうそんなに深刻な状況にはないのだろうが、しかし・・・・・・・・・・・・。
先程、下の妹に電話をして母の詳しい状況について聞いた。
母が転倒をしたのは、3月23日の深夜で、そのまま救急車で大阪市立総合医療センターに運び込まれて、今も入院しているらしい。
わたしが昨夜、胸騒ぎがしてというと、下の妹は、
「お父さんのときは胸騒ぎもしなかったんでしょ。流石、お兄ちゃんとお母さんの深い絆やわ」
と、少し皮肉を言われたが、わたしが、
「今回もお母さんが面倒をかけて、その面倒を見てくれて本当にありがとう」
と、労うと、
「何言うてんの。お兄ちゃんが元気でいてくれるからできるのよ」
と、言ってくれた。
「今回の件は隠すつもりはなかったけど、わたしがお兄ちゃんの電話をかけるときは、かなり深刻な状態になっているときだから、覚悟したね」
とも言ってくれた。
しかし母が大阪市立総合医療センターに入院しているということは知らなかった。やはり胸騒ぎの原因は母にあったのだ。
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