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2018年03月30日12:02

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第二十一回 渋谷道玄坂寄席 桃月庵白酒独演会

「第二十一回 渋谷道玄坂寄席 桃月庵白酒独演会」
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

行ってきましたー

指定席3800円ワンドリンクつき
この会場は渋谷109の隣のビルの6階で、
会場としてはライブハウスのイメージ。
照明とかステージとか。
でも、椅子が映画館くらいの大きめふかっとしたもので、
ドリンクホルダー傘立てあり。
ドリンクもアルコールが豊富にあり、
仕事帰りに呑みながら笑おうかな、って感じでうかがいました。
お客さんは渋谷のわりに年齢層高め。

桃月庵はまぐり「道具や」
力の入っていないたたずまい。
噺も力まずさらさらと。

桃月庵白酒「犬の災難」
お花見でひとがたくさんいるのに走っている人がいる、
けんこうけんこうって言いながら。
マナー違反の人にやさしく注意すると
「おまえはそんなにえらいのか」「おまえが法律か」「うっせー」
と言われる。最近はそれがきたきたきたっと思えて笑える。
今日は左談次さんの告別式、噺家のお弔いはわーわーと、
などのいろんなマクラから。
呑みたい男の家で、隣へのお届けものの鶏を預かる。
で、兄貴がきて、
で、野良犬。
お酒は全部呑んじゃう。こぼしてないけど、こぼしたことにした。
吸う方が酔う。
しんとしているところもないし、
あ、酔っぱらったな、って一瞬もなく、
とにかく「呑みたい時に飲む酒は最高だな」って呑んでる。
何気ない或る夜の出来事、ってたわいなさ。
春ですねー
30分

桃月庵白酒「お見立て」
私の会は昔は女性はあまりいなかった、いまは5割でしょうか。
一之輔さんや三三さんと一緒の会ではびっくりします、女性ばかりで。
落語の会はお客様と近いので、特に打ち上げのある会などは
若手の噺家がお客様を狙っていると思われる、
でもバンドマンの方がひどいですよ。
東京大神宮が近くにある
神頼みなんてすべてをやり尽くした後にするもんなのにそれか!
あれじゃ神様も気の毒だ、みたいなマクラ
間をいったりきたりする若い衆がけっこうがらっぱち。
仕事はちゃんとやるけど、ふざけんじゃねえやな、
あいついつもは他のを見立てるのになんで今日はひつけーんだ、
みたいな様子がおもしろい。
30分

仲入り

桃月庵白酒「抜け雀」
会場が暑いといったら2度下げてくれました、
簡単なマクラから。
汚いなりの男に声をかける旅籠のものはおらず
「俺に声をかけてくるやつはいねえかな」
ってぼやいてたら、声をかけてきた宿の男。
「長逗留になるかもしれない。50両ばかり預けておこうか」
お断りし、宿へ案内。
「あ、土禁なんで!」わはは。
1週間になったところでおかみさんにお金を徴収するよう言われた宿主。
おかみさんはふぐに例えられる。
硯といえば水。そんなこともわからないのか、と怒られる。
墨はいい匂いがする。
「鼻だけはいいんだな」
泊まっている男は何かと偉そうなのです。
宿主とのやりとりが漫才のよう。
「見えないならくり抜いて銀紙でも張っとけ」
止まり木を描く男とも同様のやりとりでおもしろい。
再度、男が訪れて止まり木を確認するところはスピーディー。
サゲは「親をかごかきにした」

緞帳はないので、お礼のあと、袖に帰ってゆく。
21時すぎ終了

おもしろかった!
「抜け雀」は、疲れたのか、ちょいちょいつっかえてたけど、
繰り返しの言葉がおもしろい!
白酒さん、声がいいこともあり、はっきりと聞き取れる。
しかし、会場の高座が、白酒さんが動くたびにきしきし鳴って、
それをマイクが拾っていて、うるさかったです。

うちの旦那Tは見るからにバンドマンなので、
「バンドマンとか言ってたな」と言うと
「髪の長いそれっぽいのが数人いたから俺を見て言ったんじゃない」とのこと。
おそらく500人くらいの会場で、
傾斜もあり高座も高く見やすいので
こちらからもあちらからもよく見えてるとは思いますが。

本で、白酒さんが古今亭は郭話って言っていたこともあるのか、
白酒さんには「古今亭」ってものを意識させられる。
私は落語に詳しくないので古今亭がどんなものか知らないけど、
白酒さんに接することで、その特徴を感じるのは、
わちゃわちゃ崩しているようで、
ちゃんと系譜を意識して噺を選んだり、やったりされてるのかな。
詳しい人からしたら、この人で感じられても困るかもしれませんが。はは。

会場で次回「兼好・萬橘二人会」のチケットを売っていた!
旅行に行く日じゃなければ行きたかったー。

次回は、小痴楽・音助の会。
で、萬橘・馬るこ・こしらの会に行く予定です。
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