mixiユーザー(id:5376428)

2018年03月29日00:41

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「名前のない女たち~うそつき女~」「苦い銭」

またまた間が空いてしまってごめんなさいです。
今夜も宿直中に書いています。
でもボランティアじゃなくなりました!
諸般の事情により給料が出ることになった!わーい(^o^)!

今週観た映画からまず2本。





「名前のない女たち~うそつき女~」、

監督サトウシキはピンク四天王の一人だそうだが、
観るのはこれが初めて。
中村淳彦の「名前のない女たち 貧困AV嬢の独白」がベースらしく、ルポライターの男がAV女優に取材するーという構造。
これ、絶対もっと面白くなるはずなのに
何でこんなにテンポが悪いのかな?
ルポライターもAV女優もその妹もヒモ男も
全員情けない奴らなんだけど、
彼らのダメさを親しく感じさせることもなく
愚かしさ恥ずかしさを笑う距離感もなく
この業界の何をどう描きたかったのか…?
どこを読めばいいのか最後までぼんやりした映画だったなぁ。





「苦い銭」、

王兵(ワン・ビン)の新作。
浙江省湖州の小規模な縫製工場で働く若い出稼ぎ労働者たちに取材した163分のドキュメンタリー。
湖州は中小の縫製工場が団地のように連なる衣料の街らしい。王兵はその住居兼工場の建物群を
汚れて散らかり放題で
ファッションが生まれるファクトリーとはとても思えぬそこを
卓越した構図で切り取って行き、
そこで働き食べ眠り
僅かな暇に遊び罵り合いケンカする地方出身者たちの人間を
映し取って行くのだ。
それは残酷であり愛しくもある。
なんでこんな画が撮れるんだ!
本当に演出はないのか??と
疑ってしまうくらい彼らは企まれた日常を生きている。
過酷な労働を金のために耐える彼らの
明日はどっちだ!
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