布石

母方の親戚、父の友人方に現状報告と、これから先の可能性として叔父や社長連中が俺を殺しに来る事の可能性を伝えた。

事情を話してある俺の友人を入れて10人が、俺が殺される可能性があることを知っている事になる。

実際問題、向こうにこちらの動きが知られるタイミングによっては、先日書いたようにあちらは己の立場と財産を守るには俺を殺すしかない。
なので、タイミングが早すぎると本気で殺される可能性は高い。
警察が動く段階になれば、やつらはこっちに害を加える事はできない。
むしろ今の状況では祖母の方が危ないんだが、下手にこちらから施設にそういう電話をするわけにはいかない。
施設に「警戒をしてほしい」と言っても見回りの人を増やす程度だろうし、叔父に筒抜けの段階でその話は危険すぎる。気が早まって叔父が祖母を殺害しかねない。

あっちは俺が告発、告訴したら必ず負ける。証拠が揃ってるから。しかも社長側は家族ぐるみの犯罪だ。家族全員逮捕は避けたいだろう。社長自身が家族を巻き込んだとは言え、「知らない」では通らない。なにせ登記の名義になっているから、知らないは許されない。
平然とこんな犯罪をするくらいだ。人殺しも平然とする。
身の回りは警戒するが、自衛しきれず俺が死んでも、10人以上が叔父側が犯人と思うだろう。俺自身が殺される可能性を伝えておけば、親戚たちがその時は証言してくれるだろう。
とにかく今は成年後見人が早く立つのを待つしかない。俺自身ができることは今のところもうないしな。
何もできず、待つしかないというのはひどく苦痛だ。弁護士に相談するまでのあの苦痛と同じ。
何かできることがあれば即動くんだけどね。残念ながらあとは弁護士さんしかやれないことばかりだ。
親戚たちには行動の速さに何度も驚かれた。そういうタイプに見せてこなかったからだけど。

元々4コマを書く上で、ネタの情報はきちんと調べないといけなかったから、こういう作業は得意なんだよ。
今回の件は特に「どこで情報を得るか」がわりと明確だったお陰で迅速に動けたってのもある。