「ビガイルド 欲望のめざめ」「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」「チェリーボーイズ」

一挙に12本消えてものすごく悲しかったので
１作書いたらアップしよう！（笑）



「ビガイルド 欲望のめざめ」、

ドン・シーゲル「白い肌の異常な夜」のリメイクだが、
女たちの異常な欲望からイーストウッドが逃れようとするサスペンスーは封印され
“女の視点”から“女の情動”を描くことに特化した
美々しい、しかし不気味で不愉快な映画に仕上がっている。
美女たちのフリルやリボンに縁取られた白い貌を
いかに気持ち悪く感じさせるか？を
企んだソフィア･コッポラの映画なのだ。



あと２つ書けたので追加しておきます。



「ビッグ･シック ぼくたちの大いなる目ざめ」、

よく考えると、非常に深刻な事情・事態が進行・展開しているのだけれど
パキスタン系アメリカ人である主人公の実体験は
あくまで明るくユーモラスで、
偏見や差別や文化の差異を越えて行くのは
いつの時代も“結婚”なのだ…と思い出させてくれる。
とても爽やかでいいお話。
本人が演じる主人公を受けるヒロインがゾーイ･カザンで
めちゃくちゃキュートでカワイイ♪



「チェリーボーイズ」、

25歳の童貞男３人が知り合いの女のレイプを企む―というお話は
古泉智浩のマンガを一人部屋で読む分にはいいのだが
役者が演じると彼らの身体性が現実を引き寄せるので
バカ男の妄想ファンタジー…と笑えないどころか
男どものレイプ妄想が本気で気持ち悪くて
本気で腹が立ってしまったよ…。