びわ湖ホール〜ワルキューレ

　　リング・チクルス２回目。期待以上でした。ラインの黄金で感じた個々の歌手の物足りなさはほぼ払拭。新国と比べても聞き劣りは感じませんでした。テオリンとかビッグネームではないですが、主要な外国人キャストも特に不満なし。その中でジークリンデの森谷真理さんは、外国人歌手にも引けをとらず、ちょっぴり驚き（知る人は知ってたのかもしれませんが）。
　オケ（京都市交響楽団）も、一部金管の乱れがあった気もするけど、東京から来ていた大学のサークルの先輩も新国の飯守氏の鳴らしすぎる演奏より、歌手を引き立てる演奏で、新国より良かったという感想だったようです。
　このチクルス、かなり首都圏からも来ている気がします。やはりリングチクルスは特別感があるのでしょうね。ハンペの演出も売りのひとつかも。終演後、サークルの先輩と飲みましたが、定年退職して、365日自由時間となり、7月にはミュンヘンのオペラフェスティバル遠征するとのこと。私のヨローパオペラ遠征願望がまた頭をもたげてきてしまいました。