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2018年02月28日23:42

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19〜23日に観た映画です。

今日は宿直ボランティアで特養に泊まっています。
災害ボランティアという名目ですが、
緊急時にスタッフを助けてお年寄りを速やかに避難させるーためのボランティアなので、特に何かをするわけではなくて
ただ泊まるだけなんです。

で、はっきり言ってヒマなので
最近観た映画の短評など書いてみようかな…と。


「ライオンは今夜死ぬ」、

諏訪敦彦の新作。
ジャン・ピエール・レオーを主役に“死”について柔らかな考察が披露される美しい物語。
年を重ねたレオーの風貌と映画という創作・表現が
子どもたちによって実に気持ちよく織られて行く。
諏訪は日本人がフランスで映画を撮っているというより
フランス人になっちゃってるみたいだなぁ(笑)!


「RAW 少女のめざめ」、

ジュリア・デュクルノー初監督作品。
久しぶりに“不愉快を耐える”作品だった。
ヒロインが自身の正体と運命を知る物語だが、
終始不穏で不健康で不気味(笑)。
しかしカンヌの受賞が頷ける奇異・異質な空気に惹きつけられる。


「わたしたち」、

10歳の少女の友情がいじめや親との関係や家庭の事情を匂わせながら静かに展開する。
韓国映画の娯楽性は封印され
実に誠実に“少女の時間”が掴まえられている。
好感度高し!


「リバーズ・エッジ」、

久々に行定勲の青春映画を観た!と思ったぞ(笑)。
甘くなく痛いーそこが美しい青春。
要は岡崎京子の原作をよく掴まえていた…ということ。
吉沢亮の「山田くん」、よかったなぁ!


「ロープ 戦場の生命線」、

2015年スペイン映画で1995年バルカン半島の話。
停戦直後のボスニアの山岳地帯で悪戦苦闘する民間支援団体職員の仕事を追う。
これは秀作!
描かれる事態はもちろん
登場するキャラの造形が秀逸!役者もいい面白いぞ!


「サニー/32」、

白石和彌監督作品。
設定は面白いが、なんかいろいろ無理が目立って
残念な仕上がりになっちゃってた。


「ぼくの名前はズッキーニ」、

クロード・バラス監督による人形アニメ。
もう…ね、めちゃくちゃいいので
みんなに観てほしい!!
傷ついた子どもの真実を
人形だからこそここまで真摯に語れるのだ!
「この世界の片隅に」と同じレベルで
観るべき映画!


「グレイテスト・ショーマン」、

マイケル・グレイシー監督によるミュージカル。
う〜ん…
いい話にせずにヒュー・ジャックマンをもっともっと胡散臭い男として描けばお話に力が備わったのになぁ…とか。
面白くなかったよ。
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