mixiユーザー(id:18496510)

2018年02月26日22:54

100 view

朝日の報道犯罪・森友編その47

籠池泰典が小学校を作るという情熱そのものは本気だった。

事柄の経緯、彼の人柄、詐欺や虚言ーーそうした事をとりあえずおいといて、この人物の小学校建設の情念そのものは、利害得失抜きの激しい一途なものだったと思う。

籠池夫妻の「保守歴」はそう長くはない。

生長の家、日本会議、そして伊勢神宮をはじめ、古神道系の信仰を厚くする中で、十年程前から、保守的な国家観、教育観を持つようになり、塚本幼稚園は愛国幼稚園に変貌し始める。とりわけ三男を自殺で失った後、学校経営に神がかり的な信念が加わったとされる。

個人的な不幸を乗り越え、日本への愛国心を教育方針とし、幼稚園のみならず、保守派の理念にかなう小学校を作るべきだーー彼自身がそう信じ、また、保守系の多くの人たちが籠池にそれを強く促したのは間違いない。

籠池のその情熱に不純な点はなかったであろう。

自己資金がない。それでも奔走してなんとしても小学校を作ろうとしたのは、営利目的がなければこその、破格の情念としか言いようがないからだ。

しかも小学校の運営は、軌道に乗ったとしても、さしたる営利性は見込めない。

既に幼稚園経営での負債が推定で三億円ほどある上に、新たに土地代、建物代を持ち出さねばならない。途中、国有地代が最終的に大幅減額になったとはいえ、それでも1億3400万である。更に建設費が15億円以上かかる。

補助金を多少不正受給しようが、そもそも補助金は工事費の3.75%が上限だ。寄付金にしたところで、億という単位を募るのは、経営者自身に巨大な実績や宗教的なカリスマでもない以上、至難の業である。自己資金がないのに寄付金と補助金に依存しての建設など成立する筈がない。

この話を始めるだけで総額20億円近い負債を背負うことになるのである。

むろん学校法人の設立認可が下りれば、社会的な信用は絶大になり、巨額の融資が受けられる。その意味で、とにかく開学にこぎ着ける事が籠池の中で最優先されたのであり、開学前に、工費や土地代の不払いで自滅しない為には、補助金の不正受給だろうが安倍夫妻の名前の不当な利用だろうが、何でもせざるを得なかった訳だ。

しかし、借り入れで潰れずに済むにせよ、将来、充分に儲かるという話でない点に変わりはない。

瑞穂の国記念小学院に子供を入学させる予定だったある父兄は次のように語っている。

「生徒でも今度の募集で百人入るとして、一人の授業料を年間百万円もらっても一億円にしかなりません。ところが、私が入学予定生徒として聞いていたのは、男女合わせて初年度が45人です。徐々に児童数が増えて六学年になるにしても、返済と維持費、人件費を含めて考えると、経営は難しかったのではないでしょうか」

だが、実際はこんな予測とは予期せぬ木村真、朝日新聞らの卑劣かつ非情な横槍が入り、籠池の小学校経営というささやかな夢は絶たれたのである。

朝日新聞らは籠池→森友学園が安倍夫妻の力を借りて、あたかも8億円もの利益を上げたかのように情報操作をしてとんでもないズルをしたかのような嘘をこれでもかと垂れ流し続けたが、なけなしの資金で苦し紛れに土地を入手していたというのが事実であり実態なのだ!!

その48へつづく。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する