中国共産党は２５日、国家主席の任期を「２期１０年まで」とする憲法条文を削除し、習近平国家主席が長期政権を目指す意向を示しましたが、習近平は長期政権という名の「生涯政権」「生涯独裁」を目指すのではなかろうかと感じました。
中国の元首である国家主席は中国建国の父と呼ばれる毛沢東らが務めた後、文化大革命やその後の政治闘争の流れの中で７５年に廃止。８２年の憲法改正で復活した。憲法は国家主席の任期を２期１０年までし、３選を禁じたのは権力が集中した毛時代の反省が背景にあった。
ところが習近平はそれを破ったのは、歴史に残る支配者として活躍したいのでなないのか、それどころか自分自身だけでなく、子息にまで権力の座を継承させて、一種の「王朝」を築きたいという願望が密かにあるのではなかろうかと感じました。
そのため、自分を不利にさせる他の幹部たちを中南海の腐敗を正すという大義名分で粛清し、葬ったのでした。
ところが習近平の実績はどうかと尋ねると？
中国共産党の第１９回党大会において、習近平は「国防と軍隊の改革は歴史的な進展があった」と強調し、海空軍力の強化をアピールしました。「南シナ海での人工島建設を積極的に推進した」ということしか述べておらず、国内の諸問題の解決を正面から行ったことを国内外の知識人やメディアから聞いたことはありません。
それどころか習近平は「無能」という声が上がってきています。
2009年ウイグル騒乱において、ウルムチ虐殺事件の責任者であるとされる習近平が国家主席のままでチベット、ウイグルなどの民族浄化政策を維持どころか加速させる恐れがありますまた尖閣諸島や沖縄侵略にも野心を示しています。
そのような国家元首は我が国にとって有害であると感じました。我が国の知識人やメディアは「もりかけ（森友学園・加計学園問題）」「アベ政治を許さない」「安倍政権打倒」と喚いていないで習近平の動きを観察し、その危険性を認識しなければなりません。
我が国が長期政権という名の「生涯政権」を目指す習近平の中国の犠牲になることを許してはなりません。
■中国、国家主席の任期撤廃改憲案 習氏、長期政権狙う
(朝日新聞デジタル - 02月25日 18:21)
中国共産党中央委員会は２５日、国家主席の任期を「２期１０年まで」とする憲法条文を削除する改正案を国営新華社通信を通じて発表した。現憲法では習近平（シーチンピン）国家主席の任期は２０２３年までだが、さらに長期政権が可能になる。権力集中の弊害を避けるため指導者人事の規範化を進めてきた流れに逆行する動きともいえ、中国政治システムの大きな転機になりそうだ。
国家主席は国を代表する元首。中国を実質的に一党支配する共産党のトップは総書記だが、国家主席を兼ねることで最高指導者としての権威は強固になる。憲法は国家主席の任期を２期１０年までと定めており、習氏は３月の全国人民代表大会（全人代）で国家主席に再選され、２期目を迎える見通しだ。
国家主席は毛沢東らが務めた後、文化大革命やその後の政治闘争の流れの中で７５年に廃止。��小平が実権を握った後の８２年の憲法改正で復活した。３選を禁じたのは権力が集中した毛時代の反省が背景にあった。
だが、習氏は毛、��らと並ぶ「党の核心」としての地位を築くなど権威を高め「１強」態勢を固めた。総書記には明確な任期制限がないため、国家主席の３選禁止撤廃で長期政権を可能にし、一層求心力を高める狙いがありそうだ。
憲法改正案では、習氏の政治理念「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を明記するほか、公職者の汚職を取り締まる「国家監察委員会」の設置なども盛り込まれた。３月の全人代で審議される。（北京＝冨名腰隆）
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5002342
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