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2018年02月25日23:26

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尾骨の存在感。

週末。
いつものごとく、寝不足気味で仕事イヤで、ほぼほぼ自動モードで通勤していたところ、
ふわっと目線が下がっていきました。

ふおっ。
気が付くと、車両とホームの隙間に、落ちているじゃないですかわたし。

えっ。
えええっ
マジ下半身落ちてるじゃん。てか隙間にハマってるじゃんわたし。
ホームに両肘かけて上がろうともがきますが、力が入らなくてびくとも動かない。
時は八時十五分、都内ターミナル駅のホーム、
めっちゃ人降りてくるし!危ないし!

とはいえ自力じゃ全く上がれず、
だんだんうつろになってきました。
もういい。
もう、このままハマってることにする。
はちみつを食べ過ぎたプーさんみたく、痩せるまでここにいる。
尻に花とかあしらわれちゃうかもしれないけど(←プー逸話)、もういい。

と、現実逃避方向へ舵を切り始めた私の左腕を、ぐいぐいひっぱる人が現れました。
あいてててて、どっかのサラリーマンが無言で私を引っ張り上げようとしている。
いていていて、でもまあ、せっかくなので遠くへ行こうとしてた意識を現実へ戻し、
彼と協力してようやくホームへよじ登り成功しました。

いってー。腕いってー。
ついでに、挟まってた腰と、両足の脛と...
あっ靴片っぽないし。

サラリーマンは私を引っ張り上げた途端、
人波に紛れいなくなりました。
はわわわわ、邪魔っけだよね私、とりあえずドア前から離れなきゃ、
いててててとりあえずホームの真ん中あたりへ避難避難いてててて

ホーム真ん中の看板に寄りかかりながらポカンと
さっきまで挟まっていた電車を見送った後。
人が空いてきたのでびっこを引きながらホーム係員さんに
「あの、靴落としました。ついでに私も落ちてました」と申告。
若い、たぶんバイトの係員さん全然気づいてなかったんでしょうね。
えっ(←私の顔をみる)
えっっ(←裸足の足をみる)
とわかりやすく目線を移動させ、ホームをのぞき込んで靴を確認した後、
「ちょ、ちょっとまっててください!」と年配の人の下にすっ飛んでいきました。

体のあちこちいたいし、服もどろだらけだし、
待ってる間ホームのベンチに座らせてもらって、これからのことに思いを馳せます。

このまんま、Uターンして帰ろうかなー
でも会社になんて連絡しよかな。
ホームに落ちてー
服泥んこなので着替えてから行きます、かな。
あちこち痛いけど、ショック受けてるだけで外傷的には病院行くほどじゃない気がするし、
結局着替えるだけでまた出勤するなら帰るの面倒だな。
一回帰ったら犬大騒ぎだしな。

ほけーと考えていると、駅の係員さん(年配の人)が、
大きなハサミを掲げながら「大丈夫ですか!靴!取りました!」と。
わー。はやーい。ラッシュ時の電車を止めずに、ささっと取ってくれちゃった!
こ、このペースだと...行けちゃうな仕事。遅刻せず。

そんなわけで、足を引きつつよろよろ乗り換えて出社。
会社でハンカチタオルを濡らして服の泥を落とし、お茶を飲んでようやく一息つきます。
会社あったかーい。

で、いつもどおりデスクワークをこなし、20時まで残業し...
ヤバい。
やっぱ体痛い。特に尻と足。
夜になってから、ようやく精神的ショックが落ち着き体の痛みを感じるように。遅w

翌日土曜日。
近所の整形外科にかかり、レントゲン撮ってもらいましたが
幸い骨折は無く打撲であろうとの診断で一安心。
しかし特に尻...尾骨の打撲が日常生活に差し障るレベルでなかなか大変です。
仰向け寝、しゃがむ、立ち上がる、の3動作時に激痛が走るのですね。
腰痛経験はあるけど、生活上尾骨を意識したことは無かったんで、
どんな動きが尾骨に響くか研究の日々です。
自分の尾骨が、こんなに存在感を発揮したことってなかったと思う。
無駄な骨とか無いんだなー。尾骨もみんな生きている。
そんな近況でした。
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