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2018年02月19日10:57

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古典廻し#4-6 柳亭小痴楽・雷門音助二人会

古典廻し#4-6 柳亭小痴楽・雷門音助二人会
西荻窪一欅庵

行ってきましたー

土曜のお昼14時開演
西荻の南口から商店街を歩いて行く
中央線らしい小さな個人商店が多く、
おしゃれなカフェや、カレー屋などに混じって骨董品屋や質屋がある。
いいところだなー、とのんびり歩いて10分。
通りを入ったところにある一欅庵。
文化財的な一軒家で開催の落語会、なんでしょうか。

玄関で靴を脱ぎ、入って受付で予約の名前を告げてお金を払い(2000円)、
会場である広間の椅子を確保
ちなみにスタッフの方もおだやかに数人いらっしゃるので
何か迷ってる風だとすぐ声をかけてくれる。安心〜

お手洗いは、玄関右の和式と、ぐるーっと奥まで行ったところに洋式
その間に昔ながらの四畳間やガス灯、欄干もいい感じで楽しい。
もちろん床はきしきし。なんだかなつかしい。

会場の手前の10畳くらいのお部屋は休憩室、
和室にソファ、黒豆茶が振る舞われ、雑誌もあるので、
早めに到着して席を確保して、ソファでのんびりしてました。
いやあ、いいなあ、いいところだなあ、とすでに満足

予定通り14時開始

雷門音助「鈴ヶ森」
出囃子がなじみのないものだったので音助さんからだとわかる。
ゆっくり見渡して「私をはじめての方も多いかと思いますので自己紹介から」
寄席の楽屋に入った時には小痴楽兄さんはすでに二つ目で、といったマクラ。
お客の顔を見て噺を決める、今日は、泥棒、のお決まりから入りました。
流暢。
子分の方がずいぶんかわいい感じ。

柳亭小痴楽「浮世根問」
ベージュの着物、紺の羽織
若旦那風情
寝起きのような顔をしている
こちらも音助さんのこと、4、5ヶ月前にやった噺をしようかと思うのですが
朝が早かったので頭が回らなかったら途中でかわるという、
でも生の落語ですから、それも醍醐味ですよね、って言っといて、
わけのわからないことを言う人ってのは昔からいたようで、
といって噺に入ろうとしたけど「最初が出て来ねえ、やっぱやめよう」
と「浮世根問」
隠居と八五郎のなんでなんで話
隠居も八五郎も同じくらいの知能に感じる小痴楽さんのやり方
「魚類が上がる、鳥類が落ちる」の上がるが一瞬出て来ない。わはは。
岩田の隠居にもらうのは5000円
隠居にやりこめられるサゲ
約30分

仲入り 15分弱

柳亭小痴楽「欠伸指南」
白っぽい絣の着物、茶色の羽織
マクラはほぼなく、噺へ。
もてたいので、いろんな習い事をするけど何一つうまくならない。
歌の習い事をしても「近所中、ピターッと戸を閉められてたじゃねえか」。
上手い煙草を吸いたいためか
練習中に何度も火をこぼすのもおもしろい
落語の欠伸で笑う
どうしても欠伸が出ず、泣きながら練習
いつもどおり、かっこいい風情の兄貴が出てきてサゲ
約25分

雷門音助「小言幸兵衛」
黒紋付
いい人そうな仕立て屋
家主で幸兵衛さんがなぜか
仕立て屋の息子と古着屋の娘との妄想に腹を立てる
わはは
芝居回しの口調が上手!
天理教だった。
途中で切り上げたようなサゲでした

15時55分終了

昨年一度音助さんを見て、
また見たいなーと思っていたのです。
非常にまっとうな印象
落ち着いている。
なので、悪さする感じは出て来ないかなー。裏の感じとかも。
「笠碁」が合いそうな雰囲気でした。
チャーミングな感じがもっと出ればいいけど、この二人会だと、
自分のよさを出すにはきっちりやることだったのかなー。

小痴楽さんは、まあまあかなー。
見始めて一年。
確実におもしろくなっている。
けど、まー、もっとお稽古してネタ増やしてほしいなあ。
と、「欠伸指南」の落語の欠伸で言ってた
思っちゃいけないことのまんま思いました。
ネタおろしが何度かあるので、それを楽しみにしています。

ちなみに、4月7日はまたも同じく二人会。
新宿文化センター小ホール。800円。安い!
鳴りもの入りの噺、ってチラシには書いてるんですが、
小痴楽さんで鳴りもの入りなんて聞いたことないのですが、
大丈夫かな。
音助さんは鳴りもの入りの噺、似合いそう。
唄も踊りも上手そう。勉強熱心な様子が伝わってくるので。

さて、今週末は小痴楽ひとり会と小朝独演会。
楽しみ〜

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