mixiユーザー(id:18496510)

2018年02月18日23:10

131 view

朝日の報道犯罪・森友編その39

「事実は小説よりも奇なりであります。私が申し上げていることが正しゅうございます」

明らかな偽証や嘘をこれだけ公然と重ねておきながら、ここまで言い切ってしまえる籠池を見ていると、なるほど「事実は小説よりも奇なり」で、人間という生き物は時として全く訳のわからないものだと思わずにはいられない。

ところで、この証人喚問での主要なテーマは国有地売却を巡る経緯だった。その事は後述していくので、ここでは割愛するが、この証人喚問では民進党、共産党の質疑も問題点を炙り出す上で、適切なものも多くあり、実は事柄の概要はこの日でほぼ明らかにされた。籠池を証人喚問に招致する事自体が国会の汚点と先述したが、経緯の解明という意味においては決して無駄な審議ではなかった。

ここで驚くべきは翌日の朝日新聞である。

全紙面六頁にわたり、この証人喚問を大々的に記事にした朝日新聞の一面の見出しはなんと【昭恵夫人付職員が関与】だった。

質疑の採録も一面を費やして詳報しているが、見出しは上から順に「籠池氏『昭恵夫人から、口止めとも取れるメール』」「お人払いをされ、100万円を頂き金庫に」「夫人から財務省に、動きをかけて頂いた」などと昭恵叩きの虚報三連発の上、社説では「昭恵氏の招致が必要だ」と書き、時時刻刻でも「昭恵氏、渦中に」「焦る政権、一斉火消し」という調子である。

昭恵については確かに夫人付職員と籠池のやり取りファックスがこの日初めて公になり、一部野党議員が問題視してはいる。ただ、証人喚問全体での昭恵への論及はその一割にも満たない分量だ。

籠池の虚言を元に昭恵の名前を全紙面に並べた朝日の見出しは、証人喚問全体の印象とは全く照応していない、実に悪意に満ちた恣意的なものである。

この激しい昭恵叩きにどのような戦略的底意があったのかは、もう少し先にはっきりする。とにかく朝日新聞は事実をありのままに報道することよりも、なにがなんでも昭恵叩きをより効果的にできるよう、策を弄していた。これが報道機関のすることか、と改めて怒りと憎悪と寒気を覚える。

ちなみに、この証人喚問は思いがけない副産物をもたらした。

証人喚問の直後に全文が公表された、昭恵と籠池諄子とのメールのやり取りに、民進党代議士・辻元清美を巡る記述があり、それが小さな波乱を巻き起こしたのである。

その40へつづく。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する