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2018年02月14日09:40

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これはドラマ批評でもないし俳優論でもない。

■小林聡美と阿部サダヲの“職人芸”が光る 広瀬すず主演ドラマ『anone』で見せた“叫び”の名演
(リアルサウンド - 02月14日 06:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=169&from=diary&id=4985538
小林聡美と阿部サダヲをこんな、いかにもウィキしました!ふうに紹介しても、かれらのキャリアになにも迫っていかないことは明らかだし、このドラマで職人芸を見せている?いるのか?どこで?(笑)

私はこの記事とは正反対の見方に立つ。小林聡美と阿部サダヲが活きていないし、そこに田中裕子とくれば、演技合戦というよりもお互いのパフォーマンスを小出しにして、煮え切らないまま、とにかくクラい、ひたすらクラく、重い。

それはあの『カルテット』も同じ、クラく、重かった。しかし、あの四人には華があったし、人生チョロかった!のアリスちゃん、さらに松たか子の夫役の、まさかのクドカン、こそがスパイスであり、苦みを和らげてくれるシュガーコートとして機能したのだ。それはやはりキャスティングが上手かったといえるだろう。

しかし、あのね、このanoneでは、演技派ばかりが集結して逆に息苦しくなってしまっていないか?新国劇ではなく深刻劇になっていないか?おそらく視聴率が伸びないのは、そういう閉塞感に耐えきれないから、ではないだろうか?

主演の広瀬すずは頑張っているのだが、阿部サダヲのユーモアさえも今回はひたすら重い。『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』もクラかったのは確かだが、有村架純の存在感にはどこか救いがあった。しかし、それをいまの広瀬すずに求めるのは無理だろうし。
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