カン違いは仕方無いが…

絶交した在日夫人Ｍから電話があった。

高血圧気味になってから、一番ショックだったのは、やはりＭとの仲たがいだった。
日帰りドライブに誘って、ドタキャンして着信拒否までしたのは彼女の方です。
呆気に取られたけど、当日数回電話しても連絡出来なかったので、お土産を用意したり、Ｍが取り置きした服も買い、時間も見計らって電話したのに名乗っただけで切られる事が3回続いたので絶交を決めた。彼女の機嫌に振り回されるのは適わない。

色々考えたが、彼女の態度が急変した理由が分からない。
よくよく胸に手を当てて…過去30年、私が損しても、彼女が損した事は無い。
かなりショックだったので、私も着信拒否にしてアドレスは全て消した。
私も好かれる見目形、性格では無いから、腹に溜めた物を「血圧が上がり気味」のところを狙って、憂さ晴らししたのだろう、と結論付けた。
何しろ「恨」の心情がいつまでも消えない民族の人。
確かに、Ｍを避けるママ友の誤解を埋める取り持ちなどしなかったし。
だって、私は近所でも珍しい、てか滅多にいない3人子持ちのＷケア主婦。

「電話に出なかったでしょ！？」
「先に着信拒否にしたのはＭさんでしょ。」
「だって時間に来なかったじゃない？」

「メモが残っているけど、カーブスが終わったらＭさんが電話すると言ったから待ってたし、時間に電話したけど出なかった。10分置きに3回、夕方と翌日にも電話したけど出なかった。」

…どうも、いつもの記憶の改ざんがあるようだ。
「あの時期、〇〇が死んだので私も混乱してたのよ。」
「私は高血圧気味でトレーニングに行けないと話したよね。かなりショックだったので、あの後眼底出血にもなったよ。」
「〇〇が死んだのよ。」
「犬の事は気の毒ね。私は右目が半分見えなくなったの。」

足腰の弱くなった彼女の姑に「ゴミ出しさせてる」って威張ってた人だからな。
そして「Ｍ家には尽くしまくっている」と豪語。
大体、眼底出血とか言っても解って無いだろな。4文字熟語サッパリって言ってたし。

「これから、どうやって付き合えって言うの！？」彼女は悲鳴をあげた。
「会う事もあるだろうから、穏やかにお願いします。」
「前のように付き合えないてこと？」

…あのね、分かっているだろうけど私も発達障害のコミュ障気味なのは自覚してるから、どこかでＭさんに気に障る事があっただろうと良く考えてもみた。
失礼だけど、その辺のところはＭさんも同じ（ウンザリするほど長期に渡る同じ愚痴）
でも私は生きてる限り働かなきゃならないけど、Ｍさんは違うでしょう？
何か食い違いがあったとして、また同じ事があっては心がもたない。
絶交するにしても、理由は言って欲しいって以前話した事があったよね。
Ｍは黙った。返す言葉が出て来ないのだろう。

…私はしばらく自分のケアして仕事続けなきゃいけないの。
「そう…」
「では、いずれまた。ごめんくださいませ。」

さようなら。今後死ぬまで私は他人との距離感を考えながら生きて行くよ。