02/08(木)のこと。
私も Partner もこの日の仕事は「お休み」で朝を迎えた。
で、朝から彼女は「ねぇ〜ねぇ〜、今日は一緒にどこへ行くぅ〜?」といきなり、先手を打って出た。
うっ…。
不意打ちを突かれた格好である。
後手に回ってしまった私は「あのねぇ〜、君とはまだ何も約束をしてないでしょうが…」と返すも、先手必勝を企てる彼女の攻撃は巧妙で「やっぱり、お昼は月家さんがイイなぁ〜」と攻撃の手を緩めない。
その「やっぱり…」という枕詞が重い。
うっ…。
痛いところを突いて来た。
数週間前から、時折「また月家さんに行きたいね!」と話し掛けられる度に、軽ぅ〜く「あぁ〜、そうだぁ〜ねぇ〜」と返し続けていたのが重くのし掛かって来た。
私は私で…
今日は鹿教湯かなぁ〜
四万温泉もイイよなぁ〜
お昼はどこで「アホ道」を精進しようか?
あぁ〜、Jazz 喫茶めぐりなんぞも捨て難いぞよ
…などを漠然と抱いていたのだが、雰囲気的には彼女の要望に応えざるを得ない状況に追い込まれていた。
うぅ〜。
仕方ないか…。
彼女の巧妙な Tactics に折れる格好である。
ん〜。
こうなったからには、彼女の要望と自分の野望とを兼ね備えた方向で行ってみようかしらン?
よしっ、それで行こう!
そんなこんなで、10:45 頃に銀セレで我が家を出発する。
最初に目指すは榛東村、あの「危険な拉麺屋」さんからだった。
中南米の Mafia の隠れ家? …を連想させてくれる、榛東村の「危険な拉麺屋」さんに到着したのは 11:30 頃だっただろうか?
駐車場に銀セレを停めると、早速に店主の Zeek さんがお店の中から現れた。
いつもの Copen ではなかったので私だったとは気付いていない Zeek さんは、怪訝そうな顔つきで我々の車の方へ…。
そこへ私から「どぉ〜もっ!」と声を掛けると…
あぁ〜ん
なんだぁ〜
誰かと思ったよぉ〜
…と笑顔の Zeek さん。
しかし、着いていきなり「危険な拉麺屋」さんの本領が炸裂する !?
彼:ところで今日、ラーメン食べるの?
私:えっ? だってラーメン屋さんでしょ、ここ?
彼:ん〜、ラーメン、作れるかなぁ〜?
私:はい?
彼:まぁ〜イイよ、何かしら食べ物は作れるから…。
私:はぁ〜っ?
彼:イイよ、イイよ。寄って寄って…。
…と、我々をお店の中へと案内する Zeek さん。
着いて早々、こういう会話が成立してしまう拉麺屋さんを、私は他に知らない。
あら…?
今日は「臨時休業」だったの !?
Zeek さん曰く…
このところ、週末の Event でしょ
それとは別に俺もあっちこっちで歌ってたり
加えて雪の影響で(食材の)買い出しもままならくてさぁ〜
…で、ここ数日は「臨時休業」していたんだそうな。
にも関わらず「さぁ〜、どうぞどうぞ」とお店に招き入れてくれる Zeek さん。
本来ならば「またのお越しを…」で終わってしまうのに…。
休業なのに、我々の為に突発の「臨時営業」してくれちゃう拉麺屋さんを、私は他に知らない。
おぉ!
’57 の Fender “Stratocaster” じゃん !?
しかも、驚きの美品!
Zeek さん曰く…
Original の ’57 じゃ〜ないんだけれどさぁ〜
それにしても、安かったから買っちゃったの
…なんだそうな。
しかも「それって、有り?」な値下げ交渉術で叩きに叩いた「マジすかっ?」な購入価格に唖然…。
いやはや、相変わらず何事でも Powerful な人だわさ。
暖かい日差しが差し込む窓際の Table を陣取る。
早速に、拉麺はそっちのけで音楽話に花が咲いてしまうのも毎度のこと。
で、Zeek さんは…
あのさぁ〜、Johnny Hartman って、知ってる?
俺さぁ〜、もう驚いちゃったよ
もう Synthesizer のように歌うんだよ
もう聴いてよ、凄いんだから
…ということで、その Johnny Hartman が歌う Album を流し始めた。
ん…?
この Sax. って、Coltrane ?
すると Zeek さんは…
流石だね〜
そう、John Coltrane なのよ
Johnny Hartman が1度だけ Coltrane と組んだのがこれ!
どう? どう?
イイでしょ、これ?
…なんだそうな。
J. Coltrane としては異色の名作 “BALLADS” を彷彿させる、それはもう素晴らしい心地良さ。
そして Zeek さんの言うとおり、まるで Synthesizer のように綺麗に歌う J. Hartman の歌声には「うっとりさせられちゃう」素晴らしさだった。
ん〜、これは SACD で欲しいぞよ。
後で調べてみよう。
先ずは Wellcome Coffee がご登場。
では、いただきます。
ん〜。
コク、苦味、酸味の Balance がイイよねぇ〜。
暖かい窓際で Coffee の香りを楽しんでいたところへ…?
彼:あのさぁ〜、馬は大丈夫?
私:馬?
彼:そう、馬肉!
私:おぉ! じぇ〜んじぇん OK よ!
彼:じゃ〜さぁ〜、Stake にしちゃうから!
私:はい?
またも「危険な拉麺屋」さんの臭いが漂う。
馬肉?
で、その Stake だと…?
いったい何のこっちゃ…?
この「月家」と称する「危険な拉麺屋」さん、何度も足を運んではいるものの、何とも摩訶不思議なお店なのも相変わらずなのであった。
うわっ !?
来たぁーっ!
桜(馬肉)の Stake にご飯。
そして、後に中華 Soup も加わって「素敵なステーキ定食」に… !?
拉麺が出来るようになるまで、とりあえず、それでも食べてて! …と言う Zeek さん。
おい、おい、おいっ!
ここは拉麺屋さんだぞ !?
こんな展開になってしまってインカ帝国…?
くぅ〜〜っ!
もう大好物の桜が Stake だぞ、おいっ !?
いただきまぁ〜す。
ん〜。
おいひぃ〜!
…とご満悦の彼女。
ではでは私も…。
いただきまぁ〜す。
ん〜〜。
ん〜〜〜んっ!
この桜ならではの甘みが、もう…。
しかも猛烈に Juicy で、肉の旨み、桜の甘みが容赦なく口の中に「ジュワ〜〜」&「ドバーン」と広がる、悦楽の味わいが…。
あぁ〜、たまらんわ〜。
拉麺屋さんに拉麺を食べに来た筈だったのに…?
あぁ〜んもう、訳が解らんぞ。
1回目の、ご馳走様でした。
で、締めはもちろん拉麺よ!
いつもの「塩味」なのは言うまでも無し。
いただきまぁ〜す。
私もいただきまぁ〜す。
おぉ!
叉焼を用意できなかった代わりに、ひき肉をたっぷりという本日の拉麺が齎す「コク」が凄いぞ。
イイね、イイねぇ〜。
こういうのも「有り」だぁ〜ねぇ〜。
本日2回目の、ご馳走様でした。
After も Coffee を楽しむ。
そして、食後の一服。
ふぅ〜。
そして Zeek さんのお気に入りの Copy もいただいてしまう。
いやはや、ありがとうございます。
あぁ〜、食ったぁ〜!
Stake 定食に拉麺もなんだから…。
臨時休業中にも関わらず、Zeek さん、本日も楽しい Lunch Time をありがとうございました。
身も心も存分に満たされてしまった我々は、銀セレに乗り込み「次の目的地」を目指すのであった。
さぁ〜、次は Jazz 喫茶めぐりだ。
榛東村と言ったらば「主音求 �供廚世韻譴匹癲∈2鵑蓮嵜恵漏�拓」を目論んでいる。
よしっ、行ってみようぞ。
そして我々は、高崎市浜川町の “CRESCEND” さんに到着する。
では、早速にお邪魔します。
うわっ !?
くぁ〜〜っ!
もう懐かしい Model のあれこれが「わんさか、わんさ」の「イエ〜イ、イエ〜イ」じゃ〜ね〜か !?
この “CRESCEND” さん。
元々は Audio Shop だったのだが、ご主人がお若い頃からの念願だった「Jazz 喫茶」としても開業されたんだそうな。
お値段もお手頃で、お昼は One Coin(¥500)の Lunch Menu も豊富と来た!
加えて Used Audio Hard の数々も大変に良心的なお値段の数々!
イイね、イイねぇ〜。
うわっ !?
あの Mark Levinson の “No. 334L” が…?
お値段 ¥398,000 ですと… !?
やべぇ〜、どうしよう?
ん…?
あら、既に売れちゃってたの?
うぅ〜、危うく40万円ほどを散財するところだったぞ。
それは良かったような、いや、Chance を逃して悲しかったような…。
あぁ〜、その思いは結構に複雑なのであった。
おぉ !?
赤丸で記した小さな Speaker に目が点!
あの超 Miniature な Backload Hone もあったではないか !?
イイね、イイねぇ〜。
Jazz の AD も販売している。
しかも、驚きの良心的な価格に私はびっくり!
いや〜もう、まるで「おもちゃ箱をひっくり返した !?」かのような楽しさのお店だぞ、ここは!
イイね、イイねぇ〜。
そんな “CRESCEND” を営まれる、大変に気さくな Owner Master の馬場さん。
彼との Audio 談義はもう「超」が付く程に刺激的!
筋金入りの Jazz 好きで、なんと、ここで Jazz Live も開催しちゃうんだそうな。
穏やかな表情でも、内に秘めたるは熱い!
そんな静かに熱い男、馬場さんとのあれこれ話が理屈抜きで楽しい。
我々は「お薦めです」という Cake Set をお願いした。
日替わりの Roll Cake に、彼女は Darjeeling Tee を、私は Hot Coffee を合わせる。
しかも、お値段が凄い!
Cake Set を選べば Drink は ¥200 引きとのことで、我々の Cake Set は @¥600 と来た。
どっぷりと Jazz を楽しめ、Coffee に Roll Cake も付いて今どきひとり ¥600 だぞ !?
しかも、この Roll Cake がまたお見事!
甘さは控えめ、香り豊かで上質な Sponge がもう、美味しいんだってばさ。
これで本当に ¥600 なのかい?
しかも、Audio 好き、Jazz 好きには抜群の破壊力で楽しませてくれる馬場さんとの会話が滅茶苦茶に楽しい。
Partner も Roll Cake を頬張りながら「おいひぃ〜」と喜ぶ。
幼かった頃、おもちゃ箱をひっくり返して遊んじゃった「あの楽しさ」が私の中に蘇っちゃった !?
そんな “CRESCEND” に足を運べた自分を幸せに思うよ。
楽しくて美味しい、大人の巨大なおもちゃ箱 !?
私にとって“CRESCEND” さんはそんなお店なのであった。
素敵な Bebop の数々に美味しい Cake Set 、そして Endless で猛烈に楽しい会話のひととき…。
ご馳走様でした。
またもや身も心も存分に満たされてしまった我々は「よしっ、次へ行ってみよう」で銀セレに乗り込む。
次は久しぶりに “Moanin” さんかなぁ〜の筈だったのだが…。
うぅ〜、もう Coffee の1杯も飲めないかも…?
月家さんでは「Stake 定食」に加えて「拉麺」もいただき、その1時間後には “CRESCEND” さんで Cake Set という「アホ道」も精進していたではないか…。
アホだ。
やっぱりアホだった。
でも、アホは楽しいぞよ。
Partner の要望と私の野望をも見事に Package された充実の平日休暇になっちゃったぞな。
イイね、イイねぇ〜。
夕方には父が入院中の病院へ足を運ぶ都合もあり、我々はキリの良いここらで我が家へと戻るのであった。
お題のとおりで「音楽」&「美味しいもの」の梯子を楽しむ、贅沢な1日になった。
Partner も大喜び。
よし、よし!
しかし今、ふたりの私が激しく口論している。
ひとりは善人の私、もうひとりは悪魔な私…。
悪魔:おいおい、あの AD Player は今すぐに買いだぜ!
善人:止めとけ、止めとけ…
悪魔:あんっ? アホかお前? あの掘り出し物が他人の手に渡ってエエのか、こらっ!
善人:いいか落ち着け、悪魔の話に耳を傾けるな!
悪魔:どアホ! 買わずに後悔するくらいやったら買ってから後悔やろが!
善人:ん〜、それは一理あるけど…
悪魔:せやろ! 迷ってる暇あるんやったら、ちゃっちゃと買わんかいっ!
…てな具合で、右上手を取った悪魔が善人を土俵際まで追い詰めている格好だ。
あぁ〜、どうしよ、どうしましょ?
アホだ。
やっぱりアホだった。
で、アホはアホなりに悩み検討中。
あぁ〜、本当にどうしましょ???
アホな悩みは尽きないが、こういう悩みは楽しいものだ。
また足を運ぼうと思う。
よしっ!
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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