mixiユーザー(id:21183267)

2018年02月09日00:22

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金の卵

現在の団塊の世代の皆様は、
高度成長期に若年層労働者として
日本経済に貢献した際に
「金の卵」と呼ばれました。


本来、金の卵とは
未成熟ではあるものの、
高い潜在的能力が見込めるものへの
比喩表現なのですが、

日本では単純に、
「大変、貴重な存在」
というニュアンスで
使われているように思えます。

直近データにおいて、
島根県の失業率が
(モデル推計であるものの)
1.1%という、
信じがたい数値を記録しました。

失業率1.1%とは、
現在の島根県が
「完全雇用」状況に
至っていることを意味します。

島根県は日本一の
「人口流出県」でもあります。
流出する人口は、もちろん若い世代です。

島根県では少子化に人口流出が加わる形で、
二重の「生産年齢人口」現象局面となり、
生産年齢人口対総人口比率が低下。

高齢者を中心に「需要」は
残っているものの、
生産年齢人口という
「供給能力」あるいは
「担い手」が減った結果、
完全雇用に至ったわけです。


理由が何であろうとも、
需要に対し供給能力が不足する
「インフレギャップ」こそが、
企業の売上・利益の拡大と、
国民経済の成長をもたらします。


厳密には、供給能力の不足を
「生産性向上」の投資で
補おうとしたときに、
利益拡大や経済成長が実現するのです。

もっとも、島根県を筆頭に、
現在の日本の供給能力不足、
特に「地方の人手不足」の進行は、
企業や政府の対応が
間に合わないほどの勢いです。

結果、島根県では高卒の若者が
「金の卵」と呼ばれる状況に
なっているとのことでございます。


大卒の若者は、島根県から県外
(特に首都圏)に働きに行ってしまう。

それに対し、高卒の若者は
地元で就職する可能性が高いそうです。

若者が「貴重な存在」として
大切にされる社会は、
決して悪いものではありません。

むしろ、
若年層労働力が余っている国の方が、
社会は不安定化します。


信じがたいかも知れませんが、
湾岸協力会議の国々を除く
中東・北アフリカでは、
生産年齢人口の半分が職に
ありつけていない状況なのです。

全体の失業率も高く、15%を超します。

特に、若い世代の雇用がなく、
テロや過激思想に走る者が
激増しているのはご存知の通りでございます。

日本の生産年齢人口比率が(少なくとも)
中期的に低下していく状況について、
必ずしも悲観的にとらえてはいません。

とはいえ、経営者は「人手不足への対応」に
悩まざるを得ない状況になり、
経営課題が仕事確保から
「人材確保」「生産性向上」に
移っていくのは確実でしょう。
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