それはちょっと。

2018年のお正月休みはとっても短くて、しかし天気がよかった。
仕事はじめ前日の午前中、愛犬とのんびりお散歩を楽しんでおりましたところ、
前方に不審な動きをするおじいさんがひとり。

表通りから一本入った倉庫の壁に向かってジッと立ち尽くし、
下方をみつめている。
...あ、動いた。もぞもぞズボンをいじって、周りをきょろきょろし...


...目が合った


わかってるぞ！
じいちゃん、おまえ立小便してたろ！
こんな21世紀に、こんな都心（でもないけど）に、んでこんな真昼間でお正月で、
何をしとるんだ情けないーーーー

トホホと思ってさりげなく目をそらし、そそくさと離れようとしたのですが
まあ、ウチの愛犬は空気を読まないことで有名な駄犬。
ばっちり目が合っちゃって、興味津々な顔でじいちゃんを見つめて動かない

じいちゃんの方も照れ隠しなんだか全く悪びれてないんだか知らないけど、
ヴァンさんに見つめられてちょっとうれしそう。

ズボンを整えた直後の両手を大きく広げながらこっちへ寄ってきて（）
「おっ干支だねえ〜。おまえ今年はがんばらにゃいかんぞ、12年に一度主役だからなあ」て。

ヴァンもヴァンで、わあーじいちゃん遊んでくれそうー的な顔して
嬉しそうに飛びつ....


ちょ！ちょっと待って、その手はダメだ！
いくら地べたを這いつくばる犬とはいえ、
じいちゃんのその直後の手で撫でまわされるのは勘弁！
やめてやめて！！！


敬老精神は持ち合わせているつもりの私でしたが、
さすがに飛びつくヴァンの首輪を思い切り引き、
「あっどうも〜ありがとうございます〜」オホホと愛想笑いをしながら
足早に通り過ぎたのでした。

ホントマジ勘弁。
てか正月から犬の散歩コースで立小便て...昭和かよ！（←私も昭和生まれだけどｗ）
無理やり走らされて不服そうなヴァンさんを連れ、
んもーんもーと新年からガッカリな飼い主でした。