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2018年02月03日23:42

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朝日の報道犯罪・森友編その24

3/6には、新たな事態が出来した。

森友学園の違法性が指摘され始めたのである。

森友学園が補助金を不正に受給していたとの疑惑であり、初報同様、やはり朝日新聞のスクープである。

それによると、森友学園は、国の補助金決定時には小学校建設費を約15億円と報告していたが、府の私学審議会には7億5600万円と報告していたというのである。金額が倍も違っている。

現実にかかった金額が府に報告した7億5600万円だとすると、補助金を倍額受け取っていた可能性が出る。この不正受給報道を受け、3/6までに、大阪府は森友の小学校認可の先送りを決めた。こうして、鴻池に対する贈賄未遂に続き、補助金の不正受給までもが明らかになれば、安倍叩きどころではない。地方の小事件には過ぎないものの、事柄は「籠池の犯罪」という文字通りの事件性を帯び始めたと言える。

ところが、である。

事が、「籠池の犯罪」になってしまっては、安倍スキャンダルはここで終息してしまう。

そのため、国会もマスコミも、籠池の容疑には追及の矛先を向けず、この後も安倍夫妻の関与という獲物のいない猟場から一歩たりとも外に出ようとはしなかった。

事実、補助金の不正受給という刑事事件に焦点が移動しかかった同じ日、極めて問題の多い国会質疑が行われている。

参議院予算委員会で、民進党の福山哲郎が、国有地払い下げに当たって、役所側が安倍や昭恵を『忖度』したのではないかと、安倍を追及したのである。

福山哲郎:
総理が関わっていないという、昭恵夫人も関わっていない、ひょっとしたら被害者なのかもしれない、私もそのようにも考えたいと思います。しかしながら、この許認可が始まる直前に名誉校長に就任を受諾をして、寄附金集めには、安倍昭恵夫人が名誉校長だとか、さらには講演に来られているかとか、そういう話も出る筈です。

そして、これ大阪の財務局の立場で言えば、安倍昭恵夫人が名誉校長に就任している小学校を、手続きができないからといって先送りなんかして開校を延長したら、それは昭恵夫人に恥かかせたのか、安倍総理に恥をかかせたのか、近畿財務局だって財務省だって【忖度】するでしょう、それは。

そこを延期するとか、そんな事したら総理に恥かかせる事になる、そういう事を状況として作った事自身が問題なんじゃないですか。

だから、こういう不透明な手続きが積み重なるんですよ。総理、いかがですか。




全くもって無茶苦茶な質問である。

常識として政治家の妻が名誉校長に就任しているというだけで、世の中が動く事があるのだろうか。パーティーの発起人に名前を連ね、出席すれば式に花を添える事になるとか、名誉職に名前を出せば箔がつくという事は当然ある。首相夫人の名前があれば数万円の寄附金を出す人が多少増える事はあり得るだろう。

だが、そうした社会的な箔と事業の信頼性の担保はまるで次元の違う話である。例えば昭恵は、UZUを出店する時の融資は安倍の妻である事でまるで特例になる事はなかったと述懐している。当然だろう。日本は良くも悪くも「顔」で事業が決まる社会では決してないのだから。

とりわけ、昭恵の存在が役人の忖度する理由になったとは到底思えない。地方役場から見て首相夫人は遠い存在でしかない。いくら地方の役人が首相夫人に忖度しようと、総理の覚えがめでたくなる可能性はゼロである。それでいて後から手続きに瑕疵があったと指摘されたら一巻の終わりなのだ。地元に強大な利権をもつ政治家を忖度するならまだしも、一体誰が一文の得にもならず、リスクにしかならないような忖度などするというのか。

その上、役人の忖度の有無は、安倍には答弁不可能に決まっている!

いや、それ以前に忖度は内心の事実なのだ。実は、国会で『忖度』が質疑された事は、人権とデモクラシーを根幹から揺るがす恐ろしい可能性を秘めているのである。

その25へつづく。
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