ランキングも書かなきゃ!
今年観た映画の感想も書かなきゃ!
…でどっちつかずになってます!(笑)
とりあえず今年観た10本。
感想ないのもあるよ。
「嘘八百」’17 (日) 監督:武正晴
「百円の恋」の武正晴の新作。
「百年の恋」のぐだぐだ感が気持ちいい―とは裏腹に、まことにかっちりと仕上がったウェルメイドな喜劇なのだ。面白いし いい映画だと思うけど、あのぐだぐだ感を知っているとなんかもの足りない…。
「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」’17 (英) 監督:マイケル・ロバーツ
「否定と肯定」’16 (英・米) 監督:ミック・ジャクソン
ホロコースト否定論者に名誉棄損で訴えられたユダヤ人歴史学者デボラ・E・リップシュタットの実話。裁判の行方を追う物語ではなく、裁判に勝つための戦略がリップシュタットやホロコーストサバイバーらの感情を激しく虐げるさまを読む作りになっていた。
「筑豊発―日韓に架ける橋」’13 製作:飯塚市立幸袋中学校放送部
戦後すぐの落盤で帰国を控えた朝鮮人少年が命を落とした地元の事件を中学生が取材したドキュメンタリー。非常によくできていてびっくりした!
「マダム・ベー―ある脱北ブローカーの告白」’16 (韓・仏) 監督:ユン・ジェホ
1年間の出稼ぎのつもりで脱北したが騙され貧しい農村に嫁として売られたマダム・ベーに取材したドキュメンタリー。ドキュメンタリーとして特に優れているとは思わないが、マダム・ベーの人生のあまりな展開に目を離せなくなる映画。女は強い!
「立ち去った女」’16 (フィリピン) 監督:ラヴ・ディアス
殺人罪で30年服役し同房の服役者の自供により無罪が証されたヒロインは故郷に帰るが…というお話は、ワンシーン・ワンカットの退いた画の中で不幸な面差しの登場人物たちが寂しく交錯するモノクロのドラマを息を呑んで見つめるしかないのだった。夜の暗さ、闇の深度があまりに美しくて泣いてしまいそうになる…そんなとんでもない映画なのだ!
「MR.LONG ミスター・ロン」’17 (日・台・香・独) 監督:SABU
殺し屋チャン・チェンが台湾牛肉麺の屋台を始めるお話…と言ってしまうとそうなのだが、ハードな設定とファンタジーが混交した語りを地方都市のわびしい叙景で綴るSABUの作法は、ああSABUだなぁ…と思い出させてくれる。イレブン・ヤオの恋愛結婚パートが思いがけずしっかり長くて偏った感がしたけれども。
「伊藤くんA to E」’17 (日) 監督:廣木隆一
廣木隆一だから観たけれども、観なくてよかった(笑)。
「悪魔祓い、聖なる儀式」’16 (伊・仏) 監督:フェデリカ・ディ・ジャコモ
「セブン・シスターズ」’16 (仏・英・ベルギー) 監督:トミー・ウィルコラ
“ディストピアSFアクションスリラー”とチラシにあるけれども、その欲張りのどこにも面白さを生成できなかった印象。無駄に有名俳優が出てる(笑)。
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