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2018年01月31日21:18

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朝日の報道犯罪・森友編その21

民進党ながら鴻池と近い櫻井充も「誤解のないように」と題されたメルマガで「鴻池氏が学校法人の認可を下ろさせたくないので、共産党に情報提供をした」と断定し、この櫻井の発言を、鴻池は否定をしていない。おそらく、鴻池が共産党に情報提供したというのはその通りなのだろう。

だが、「学校法人の認可を下ろさせたくない」という動機は当たるまい。

鴻池自身が贈賄を拒否した事を自ら演劇的に証言して見せるのが、端的な目的だったのであろう。事実関係から言えば、鴻池が金の受け取りを拒否した前後、鴻池事務所は、籠池の小学校設立をサポートし続けていた。騒ぎが大きくなれば、鴻池の名前が「政治家の介入疑惑」として挙がる日が来るのは避けられない。一度「疑惑」と書かれた後にいくら「金品の授受」を否定しても、疑いはなかなか晴れる事はない。鴻池は、自身の名前が出る前に、金品の授受が一切なかった事を示したいと考えたわけだろう。

しかし、聞かれもしない内から先んじて記者会見を開いて釈明するのも妙な話だ。そこで、国会で野党に追及させてから名乗りを上げようと考えたのではないか。

だが、国会で追及されるのはそんな鴻池ではなく、安倍なのである。麻生に近いながら、安倍とは距離のある鴻池が『安倍に恩義がある訳でもなし、政局になれば自分が一番槍という事になる』とまで考えたかどうかはわからない。

ただし、この事が、安倍とは全く関係ないところで「政治家の関与」という言葉をマスコミが使う免罪符となってしまったのは間違いない。3/2、朝日新聞は、この鴻池の記者会見で、初めて森友問題を一面トップ記事に据えた。

政治家が金銭授受を否定してみせただけで一面トップとは実に滑稽だが、逆に言えば大物政治家が直接関係していた事で、森友は国政問題に昇格してしまったと言える。

以後、朝日新聞の大見出しも記事件数も急増する。翌3日の一面に「森友側の要求、次々実現」、二面でも「政治家介入の有無
焦点」、社説には「政治家の関与、解明を」、4日には「森友側 政治家と接点続々」という具合である。

安倍晋三という肝心な「政治家」は一切関係ないのに、「政治家の関与」「疑惑」と書かれ続ければ、印象上、読者には安倍の疑惑に見えてくる。鴻池の場外での一人芝居は、印象操作を狙う朝日新聞にとっては格好の素材になったのである。

何とも愚かしい話である。

その22へつづく。
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