江藤選手がわかりません。でも印象に残ったのでメモします。ほっこり。
まとめサイトさん、ありがとう。
http://blog.livedoor.jp/kekkongo/archives/1905004.html
1:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
じいさんは無口な人だった。水道工を定年するまでやっていて、頑固な職人気質。
両親が共働きだった俺は保育所に通っていて、婆さんが迎えに来れないときはじいさんが会社のマークの入ったオンボロ軽トラで迎えに来てくれていた。
小さい頃、俺はじいさんが苦手だった。じいさんからはいつもタバコの匂いがしたし、保育所であったことを話しても「ほうか。」「ほうね。」と一言二言しか返してくれないじいさんより、婆さんが迎えに来てくれればいいのにと思っていた。
じいさんは野球が好きで、オンボロ軽トラではいつもラジオがかかっていて、広島東洋カープの情報が流れていた。
ある日じいさんが珍しく「カープの練習を見に行こう。」となぜか俺を連れ出した。家の近くにカープの二軍練習場があって、そこに期待の若手が入ったらしい。
野球がよく分からなかった俺は苦手なじいさんと二人きりは嫌だなぁと思いながら、さりとて嫌だ嫌だと泣きわめくのもなんだか悪い気がして、大人しくじいさんについていった。4歳でも、それくらいの分別はついたのだ。
オンボロ軽トラで行った練習場で、カープの若手がノックを受けていた。カープと言えば猛練習の名の通り、動けなくなろうがノックにさらされ続ける選手をみて、子どもながらに「死ぬんじゃなかろうか」と心配になったのを覚えている。
じいさんは珍しく「あのキャッチャーは凄い。」「よう打つ。」「凄い選手になる。」と教えてくれた。
野球にぜんぜん興味の無かった俺は、あまり気のない返事をしながら、隣の遊園地につれていってくれればいいのにな、と思っていた。
そのキャッチャーは、江藤智と言う選手だった。
元記事:
https://anond.hatelabo.jp/20180120080044
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20180120080044
去年、子どもが産まれた。とても可愛い。絵本を読んであげると喜ぶ。
いつの間にか立派なカープファンになった俺は、子どももカープファンにすべく英才教育を施そうと思う。
そうして初めて、俺はじいさんに愛されていたことに今更気付いた。
じいさんは孫を喜ばせたかったのだ。無口で、何を考えてるか分からないじいさんはじいさんなりに、俺を愛してくれていた。
自分が親になって初めてわかったとき、もうじいさんはこの世にはいなかった。
今なら分かる。4歳の子どもをじいさん1人でつれて歩くのがどんなに大変か。トイレの粗相をするかもそれない。目を離せばどこかに走り出すかもしれない。水分補給だって常に気にかけておかないといけない。そんなのを連れ出すのは60過ぎのじいさんにはきっと骨だったはずなのだ。
もっとあの時喜んであげれば良かった。ぜんぶ今更だが。
じいさん、カープは強くなったよ。今年は三連覇出来るかもしれんよ。
愛してくれてありがとう。気付けなくてごめんよ。
2:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
“4歳の子どもをじいさん1人でつれて歩くのがどんなに大変か。トイレの粗相をするかもそれない。目を離せばどこかに走り出すかもしれない。水分補給だって常に(後略)”
多分そこまでは考えてなかったと思う。
3:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
本人が満足してるからいいけど、野球に興味のない子供を練習観戦につれていくって年齢もあるだろうけどまじで人のこと見てないよな
4:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
今から思えばじいさん自分が見に行きたかったんだろうね。
まぁでも子育てしてく上で、未熟者のじいさんに俺は愛されていたのなら、未熟者の父親である俺も未熟者のまま子どもを愛していいんじゃないかな、と思えるのです。
5:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
カープファンはこうして再生産されるのか。
6:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
「カープは強くなったよ。今年は三連覇出来るかもしれんよ」
じーさん多分「子どもが産まれた」「立派なカープファンになった俺」のが嬉しいと思うぞw
7:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
親になるとわかることってある。既に失った人の思いを理解できることがある。
でも、こうやって自らの経験を言葉にしてくれる人のおかげで、親にならなくても、まだ失う前でも「ああ、そうか」と感じられる。
ありがと
8:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
じい様も喜んでるさ。
9:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
わかる。いつも親のありがたさを知る頃には遅い。
10:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
江藤ってキャッチャーだったのか。知らなかった。
wikiによると、
>2年時に投手から捕手へ転向したが、「東の江藤、西の谷繁」と言われるほどの強打の捕手として名を馳せた。
11:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
最初の水道工のくだりのおかげでおじいさんがマリオでイメージせざるを得なくなってしまい、その後の内容がわやになってしまった。
12:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
自分がその立場になって気がつくんだよね。
先輩、上司、親。そして彼らを認め許していって死ぬ。そんな気がするよ。
まだ親の許せないところはあるけどさ。
孫ができたらわかるのかしらん。
13:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
俺は大人になって経験値が上がったおかげで「親戚のあの人、当時はわからんかったが俺のこと嫌いで意地悪してたんだなあ」「あの言動はうちの母に対する当てつけだったんだな」とかヤなことがわかるようになったよ。
14:名無しさん+:2018/01/20 ID:xxxxxxxxx
何年も経ってもうやり直せない時に気づく事があるから、
悔しいのか寂しいのか良くわからない気持ちになったりするよね
自分が子供に対してこれから色々することについても、
子どもが数十年後になって自分の気持ちに気づくかもしれないし
下手したら一生気付いてくれないかもしれないけど
それでも何か覚えてて欲しいね
◆
(超耳)
子どもや孫に限らず、伝えてもらえたらなあと思います。ご自分の子や孫を持たない方には誰でもいいからヒト種に伝えてもらいたいのですよ。
2の30乗であっという間に10億を越えます。つまりたった30世代前の親の数は10億人。当時の世界人口を軽く上回ります。
30世代を、ざっくり20歳で産むサイクルで辿ったとして600年。わずか600年前にはみな兄弟ですよ。
【画像】は内閣府の世界人口推移グラフ。
現実には日本列島を越えての血の交わりは機会が非常に少なかったでしょう。厳密には、全世界人口が兄弟と言える年代はずっと昔になるんでしょう。教科書で学んだ範囲では新人の登場が20万年前。どんな人も20万年前以内には間違いなく兄弟です。
歴史上もっとも多くのものを受け取って生まれ育った私たちです。
ちょっと前の兄弟と思えば、たくさん伝えたく思うんですよね。
伝える役目をちょっとでもできたなら、苦痛があっても、個体としての境遇に不満があっても、間違いなく喜びをともなって生きることができると思うんです。ちょっとだけかもしれないけれど。
お金があっても、他人が羨むぜいたくをしたとしても、誰にも伝えることをしないで生きるのは寂しい人生だと思います。とくに老齢になればなるほど。
本を読む人になら、ディケンズの『クリスマス・キャロル』はお勧めの作品です。
短いし、童話のようだし、それでいて意外に読まれていない気がします。
ぜひぜひ。
90年前の訳で少々読みにくいけれど、青空文庫でも読めますのです。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000914/card4328.html
著作権法のステキなこと!
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